UBX および UBX Toolkit の概要
UBX Toolkit は、IBM Campaign などのローカルにインストールされたアプリケーションが IBM Universal Behavior Exchange (UBX) と対話するための手段を提供します。オーディエンスをシンジケートする場合は、オーディエンス・パブリッシャーとオーディエンス・サブスクリプションで UBX Toolkit が必要になります。
UBX から Campaign にイベント・データをダウンロードすることによるレスポンス・トラッキングをサポートするため、統合では UBX Toolkit を使用します。
IBM Campaign とそのデータベースを UBX API および IBM Commerce エコシステムに安全に接続するため、UBX Toolkit は企業ファイアウォールの背後にインストールします。Campaign は、UBX Toolkit により UBX に接続します。
UBX では、UBX に登録されている独立したソフトウェア・アプリケーション間の動的関係がサポートされています。UBX に参加する各アプリケーションでは、提供するマーケティング・データのタイプや、カスタマーを特定するための手段がさまざまに異なっている場合があります。この統合のコンテキストでは、以下のように機能します。
- IBM Engage はイベント・ソースです (E メールおよび SMS イベントの場合)。
- IBM Mobile Customer Engagement (Xtify) はイベント・ソースです (モバイル・プッシュ・イベントの場合)。
- IBM Campaign はイベント宛先です。これは、UBX においてイベント・サブスクライバー (イベント・コンシューマー) としての役割を果たします。
典型的なイベントとしては、開く、クリックする、バウンスする、というものがあります。
IBM Campaign は、イベント・データをイベント・サブスクライバーとして受け入れます。UBX Toolkit を使用してイベント・データをダウンロードし、それをローカル・データベースにインポートします。UBX Toolkit には、イベント・データをデータベースに格納する方法を指定するために使用できるサンプルのマッピング・ファイルが用意されています。
UBX Toolkit とそのドキュメンテーションについては、統合のための UBX Toolkit のインストールと構成を参照してください。