CampaignOpportunity Detect の統合方法

CampaignOpportunity Detect の間の統合は、データ・レベルで行われます。 ユーザー・インターフェースの統合はありません。

Campaign との統合を可能にするフィーチャーは、Opportunity Detect Expanded Outcome データ・ソース・コネクターです。Expanded Outcome コネクターは、データを Campaign が取り込むことができる形式で 2 つのデータベース表に書き込みます。

Opportunity Detect は、バッチでデータを処理することも、Web サービスから入力データを受け入れてより対話式のモードで機能することもできます。このセクションには、バッチ・モードと対話モード両方の使用例が示されています。

Expanded Outcome テーブルについて

Expanded Outcome コネクターは、出力データを 2 つのデータベース・テーブルに書き込みます。 これらのデータベース・テーブルは、Opportunity Detect が備わっているスクリプトを使用して作成する必要があります。

Expanded Outcome テーブルがサポートするデータベースのタイプは DB2 のみです。

テーブルは次のとおりです。

  • 「アクション」コンポーネントにある「メッセージ」フィールドに指定されているテキスト・ストリングが含まれるプライマリー・テーブル。
  • 「アクション」コンポーネントの「追加情報」フィールドに指定されたデータが含まれるセカンダリー・テーブル。

ExpandedTable.sql スクリプトを実行してテーブルを作成する際に、Expanded Outcome テーブルのベース名を指定します。スクリプトによって、プライマリー・テーブルの名前には数値 1 が、セカンダリー・テーブルの名前には数値 2 がそれぞれ付加されます。

例えば、ベース名に ExpandedOutcome を指定した場合、スクリプトによって次の 2 つのテーブルが作成されます。ExpandedOutcome1 および ExpandedOutcome2

Expanded Outcome テーブルのフィールド

Expanded Outcome テーブルのフィールドの説明は、次のように定義されているスカラー値と表形式の値を参照します。

スカラー

単一のデータ単位。

表形式

データベースの行内にあるデータ・セット。Opportunity Detect 出力では、表形式のデータは XML 形式で保存されます。

出力データの指定に応じて、出力にはいずれかのタイプの値、または両方のタイプの値が含まれます。Campaign 統合に表形式のデータを含める場合、Campaign がそれを使用する前に、追加の処理が必要になります。

表 1. Expanded Outcome プライマリー・テーブルのフィールド
フィールド 説明 データ型
OUTCOMEID 固有のシーケンス ID。セカンダリー Expanded Outcome テーブルにリンクするプライマリー・キーとして使用されます。 整数
AUDIENCEID トリガー・システムが起動される、オーディエンス・メンバーの ID。オーディエンスの例は、アカウント、顧客、世帯などです。オーディエンス ID は、ストリングとして保管されます。複数列のオーディエンス ID はサポートされていません。 NVARCHAR(60)

Oracle のシステム・テーブルを使用している状況で、Campaign との統合を計画している場合は、このフィールドのデータ型を NVARCHAR(60) から Varchar2(60) に変更する必要があります。Campaign は NVARCHAR(60) データ型をサポートしていないからです。

AUDIENCELEVEL Opportunity Detect の「オーディエンス・レベル」ページに割り当てられる単一文字のオーディエンス・コード。 NVARCHAR(60)

Oracle のシステム・テーブルを使用している状況で、Campaign との統合を計画している場合は、このフィールドのデータ型を NVARCHAR(60) から Varchar2(60) に変更する必要があります。Campaign は NVARCHAR(60) データ型をサポートしていないからです。

COMPONENTID 出力を生成するために起動される「操作」コンポーネントの固有 ID。 Varchar
OUTCOMEDATE 「操作」コンポーネントを起動した最後のイベントのタイム・スタンプ。 タイム・スタンプ
RUNID 実行の ID (バッチ・モードのみ)。実行 ID は、ある 1 つの実行の出力と、その前後の実行の出力とを区別するのに役立ちます。実行 ID があるため、各実行ごとに出力テーブルを切り捨てる必要はありません。 特定の実行によってすべての出力のテーブルを照会できるためです。 整数
MESSAGE 「アクション」コンポーネントの「メッセージ」フィールドに指定されたテキスト・ストリング。 NVARCHAR(60)

Oracle のシステム・テーブルを使用している状況で、Campaign との統合を計画している場合は、このフィールドのデータ型を NVARCHAR(60) から Varchar2(60) に変更する必要があります。Campaign は NVARCHAR(60) データ型をサポートしていないからです。

PROCESSED データが Campaign に使用されたかどうかを示すフラグ。 整数
表 2. Expanded Outcome セカンダリー・テーブルのフィールド
フィールド 説明 データ型
OUTCOMEID 固有のシーケンス ID。レコードをプライマリー Expanded Outcome テーブルにリンクする外部キーとして使用します。 整数
NAME 「アクション」コンポーネントの「追加情報」フィールドに割り当てられた名前。 NVARCHAR(60)

Oracle のシステム・テーブルを使用している状況で、Campaign との統合を計画している場合は、このフィールドのデータ型を NVARCHAR(60) から Varchar2(60) に変更する必要があります。Campaign は NVARCHAR(60) データ型をサポートしていないからです。

VALUE 「アクション」コンポーネントの「追加情報」フィールドに指定されたスカラーまたは表形式のデータ。表形式の値は XML 形式で保存されます。 Clob
DATATYPE スカラー値の場合、データ型は次のいずれかです。
  • boolean
  • 通貨
  • 日付
  • 倍精度
  • 整数
  • ストリング

表形式の値の場合、データ型は string に設定されます。 表形式の値は XML 形式で保管され、XML のデータ型が string であるためです。

NVARCHAR(60)

Oracle のシステム・テーブルを使用している状況で、Campaign との統合を計画している場合は、このフィールドのデータ型を NVARCHAR(60) から Varchar2(60) に変更する必要があります。Campaign は NVARCHAR(60) データ型をサポートしていないからです。

表形式の値の XML 形式

表形式の値の XML の例を以下に示します。 レコードには以下のフィールドが含まれています。

  • Field_1
  • Field_2
  • Field_3

			<SELECT name="S1">
				<ROW>
					<FIELD name="Field_1">abc</FIELD >
					<FIELD name="Field_2">123.45</FIELD >
					<FIELD name="Field_3">xyz</FIELD >
				</ROW >
			</SELECT >