Campaign で使用する Apache Hadoop Hive ユーザー・データ・ソースの準備

以下の手順を実行すると、IBM® Campaign で Hive ベースの Apache Hadoop データ・ソースを使用できるようになります。

このタスクについて

Campaign で Apache Hadoop Hive を使用できるのは、顧客テーブルの場合に限られます。システム・テーブルには対応していません。サポートされるバージョンについて詳しくは、「推奨されるソフトウェア環境および最小システム要件」を参照してください。

タスク 説明

A. Hive ODBC ドライバーのインストール

Progress Software の DataDirect Hive ODBC ドライバー、Cloudera, Inc. の Cloudera Hive ODBC ドライバー、または Hortonworks, Inc. の Hortonworks Hive ODBC ドライバーをインストールできます。

B. Hive ODBC ドライバーの構成

構成作業では、.ini ファイルを変更し、パスの値と環境変数を設定します。インストールしたドライバーに該当する指示に従ってください。

C. 既存の HBase テーブルを Hive にマップする (オプション)

この手順が必要なのは、Apache HBase で作成した既存テーブルがある場合に限られます。

D. BigDataODBCHiveTemplate データ・ソース・テンプレートを Campaign にインポートして構成する

configTool ユーティリティーを使用して、テンプレート BigDataODBCHive.xmlCampaign にインポートします。

次に Campaign|partitions|partition[n]| dataSources へ移動し、インポートした BigDataODBCHiveTemplate に基づきデータ・ソースを作成します。

E. Campaign リスナー・サーバーでの SSH の構成

IBM Campaign リスナー (分析) サーバーと Hive ベースの Hadoop ビッグデータ・インスタンスの間でデータ・ファイルを転送できるようにするには、SCP と SSH のシームレスなログインを構成する必要があります。

F. Campaign での Hive データ・ソースのマップ

ユーザー・テーブルのマッピングは、外部データ・ソースを Campaign で利用できるようにするプロセスです。

タスクの結果

IBM Campaign のユーザー・データ・ソースとして、Hive ベースの Hadoop ビッグデータ・システムを使用できるようになりました。例えば、ビッグデータ・インスタンスから取り込んだ顧客アカウント・データを使用するマーケティング・キャンペーン・フローチャートを作成し、特定のアカウントのタイプや残高に応じてターゲットの顧客を絞り込む、といった操作が可能になります。