統計 & イベントアプリケーション (EVENTS4.NSF)

統計 & イベントアプリケーションには、Domino® ドメインモニター (DDM) で使用するための設定ユーザーインターフェースが含まれています。このインターフェースを使用して、DDM 調査、および他のサーバーから情報を収集するサーバーの収集階層を設定します。

収集サーバーは、拡張イベントとシンプルイベントという 2 つのクラスのイベント情報を収集します。拡張イベントには、DDM 調査によって生成されたイベント、Domino® 7.0 から新しく追加された機能によって生成されたイベント、イベントジェネレータで生成されたイベント、特定のターゲットに関連したその他のイベントなどがあります。シンプルイベントは特定のターゲット情報に関連していない、または特定のターゲット情報を含んでいないイベントです。たとえば、イベントコンソールにレポートされるイベントの大部分はシンプルイベントです。

DDM 設定ユーザーインターフェースと収集階層の詳細については、関連トピックを参照してください。

統計 イベントアプリケーションには、システムのモニターのセットアップに使用する一連のデフォルト文書も用意されています。デフォルト文書を編集するか、統計 イベントアプリケーションの設定ウィザードを使用して、文書を新規に作成することができます。

1. 統計 イベントアプリケーションのデフォルトの文書

文書

説明

DDM 調査

調査のタイプとサブタイプ、一般説明、調査モニター対象の設定詳細、結果の報告方法、その他の関連情報を定義します。

DDM フィルタ

DDM ファイルに報告するイベントのタイプ、クラス、重要度を定義します。

イベントジェネレータ

イベントのパラメーターを定義します。

イベントハンドラ

イベントの発生時に Domino® が実行するアクションを記述します。

イベント通知方法

イベントハンドラ文書で通知を指定するときに使用する通知方法を定義します。

ログフィルタ

サーバーコンソールまたはログファイルに記録したくないイベントを指定します。

サーバーコンソール設定

Domino® サーバーコンソールでテキスト、背景、色の属性を設定します。

統計情報の説明

統計のプロパティを定義します。デフォルトのしきい値や統計の種類 (OS 統計、アクティビティ統計など) を指定することができます。

サーバー統計収集

収集を担当するサーバーの名前、統計情報の収集元のサーバー、収集レポートとアラームの時間間隔、適用される統計フィルタを指定します。

イベントジェネレータ文書には 6 種類あります。イベントジェネレータ文書には、イベントを発生させる判断基準となるしきい値または条件を指定します。

2. イベントジェネレータ文書

イベントジェネレータ

説明

データベースイベントジェネレータ

  • データベースの使用状況と空き容量をモニターします。
  • データベース作成の頻度とその成功についてモニターします。
  • 複製や API プログラムで加えられた変更を含む ACL の変更についてレポートを作成します。

Domino® サーバー応答イベントジェネレータ

  • ネットワーク内の指定されたサーバーの接続とポートの状態を調べます。

メール配信イベントジェネレータ

  • 特定のユーザーのメールサーバーにメールトレースメッセージを送信し、メール配信に要した時間 (秒単位) を示す統計を収集します。

統計イベントジェネレータ

  • 特定の Domino® サーバーまたはプラットフォームの統計をモニターします。

タスクステータスイベントジェネレータ

  • Domino® サーバーとそのアドインタスクのステータスをモニターします。

TCP サーバーイベントジェネレータ

  • サーバーのインターネットポート (TCP サービス) が使用できるかどうかを確認し、指定したポートでサーバーが応答するかどうかを確認するのに要した時間 (ミリ秒単位) を示す統計を作成します。