ウィジェットとライブテキストのユーザータイプの概要

ウィジェットと Live Text はさまざまなユーザーの種類に適合するように設計されています。たとえば、パワーユーザーやアプリケーション開発者の場合はウィジェットを作成してエンドユーザーにデプロイしますが、エンドユーザーの場合、自分でウィジェットを作成するのではなく、パワーユーザーやアプリケーション開発者によって作成されたウィジェットを使用します。

一般的なユーザータイプは、管理者、パワーユーザーまたはアプリケーション開発者、エンドユーザーです。

注: ウィジェットと Live Text のユーザーマニュアルは、HCL Notes® ヘルプ で提供されています。
  • 管理者

    管理者は、カタログアプリケーションの作成とウィジェットとライブテキストへのアクセス権の割り当てを行います。管理者は、パワーユーザーおよびエンドユーザーとして指定されるユーザーを制御します。また、次の操作を実行できます。

    • カタログを中央サーバーで作成して編集する。
    • Domino® デスクトップポリシー設定とアクセス制御リストを使用して、カタログへのユーザーアクセスを制御する。
    • どのユーザーがどのウィジェットとライブテキスト機能を使用できるかを制御する。
    • カタログ内でウィジェットの作成と管理を行う。
    • ウィジェットカテゴリの作成と指定を行い、どのユーザーがどのウィジェットを使用できるかを制御する。
    • Eclipse 更新サイトまたは NSF ベースの更新サイトを呼び出すために専用に作成されたウィジェットを使用して、機能とプラグインをクライアントユーザーにデプロイします。
    • 一元管理されたウィジェットカタログを使用してクライアントのプラグインとポリシーの更新をプロビジョニングすることにより、クライアントの管理を行う。たとえば管理者は、どのプラグインやプラグインのバージョンを、どのタイミングでどのクライアントシステム上にデプロイするかを制御することができます。
    • [マイウィジェット] サイドバーパネルとツールバーの初期画面を、特定のユーザーに対して有効にする。
  • Power® ユーザーとアプリケーション開発者

    パワーユーザーやアプリケーション開発者は、Live Text の認識機能上で動作するウィジェットなどの作成や管理を行います。たとえばパワーユーザーは、国内の天気予報の Web サイトと郵便番号をリンクさせるウィジェットを作成することができます。Live Text の郵便番号をクリックすると、エンドユーザーは自動的にそのウィジェットを実行し、その郵便番号の現在の気象条件を見つけることができます。パワーユーザーは通常、以下の処理を実行します。

    注: Power® また、ユーザーはエンドユーザーについてリストされている機能をすべて持っており、管理者についてリストされている機能の一部またはすべてを持っていることもあります。
    • ウィザードを使用して、新規の Notes ベースのウィジェットまたは Web ベースのウィジェットを設定する。
    • カタログ内でウィジェットの作成と管理を行う。
    • ウィジェットカテゴリの作成と指定を行い、どのユーザーがどのウィジェットを使用できるかを制御する。
    • 他のユーザーも使用できるよう、ウィジェットをカタログに公開する。
    • ウィジェットカテゴリの使用に基づいて、どのユーザーがどのウィジェットへアクセスできるかを制御する。
    • 新規または既存のウィジェットのコンポーネント、アクション、コンテンツタイプ、認識機能の設定と編集を行う。
    • 新規または既存のウィジェットに対して、新規のアクション、コンテンツタイプ、認識機能を作成する。
    • アクティブ文書で Live Text を表示して実行する。
    • カタログを参照して、新規のウィジェット、コンテンツタイプ、認識機能を取得する。
    • さまざまな種類のコンテンツに対して、コンテンツタイプと認識機能をワイヤリングする (Web サイトを使用して郵便番号をマップする、航空機のフライト番号を追跡する、など)。
    • カタログサーバーやアプリケーション名などのプリファレンスを設定する。
    • ウィジェットのインポートとエクスポートを実行する。
    • ウィジェットを別のユーザーにメールで送信する。
    • [マイウィジェット] サイドバーパネルからウィジェットを削除する。
    • Java 正規表現を使用して認識機能を作成する。
    • カタログからのウィジェットを使用して [マイウィジェット] サイドバーパネルを更新する。
  • エンドユーザー

    エンドユーザーは既存の使用可能なウィジェットを使用して、ポリシーおよびプリファレンス設定に基づいて、文書内の Live Text に対するアクションを実行します。エンドユーザーは通常、以下の操作を実行します。

    注: また、エンドユーザーはパワーユーザーについて説明された機能の一部を持っていることがあります。
    • 有効なウィジェットを使用して、現在の文書内で Live Text を実行する。
    • Live Text の表示を変更する。または、オプションで Live Text プリファレンスを使用して表示を切り替える。
    • ダッシュボードを作成する (Live Text インスタンスに対して複数のアクションが使用可能になっている場合)。
    • [マイウィジェット] サイドバーパネルにウィジェットを追加する。
    • XML ファイルの添付ファイルでの受信時にウィジェットを追加する。
    • カタログサーバーやアプリケーション名などのウィジェットプリファレンスを設定する。