従うルールの設定と LDAP 追加操作の例

この例では、LDAP サービスがディレクトリアシスタントを使用して、その 1 次 Domino® ディレクトリの他に、ドメイン B、C、D の 2 次 Domino® ディレクトリにサービスを提供しているとします。

このタスクについて

これらの 2 次ディレクトリは、LDAP サービスを実行しているサーバーにローカルに格納されていて、[ディレクトリアシスタント] データベースで次のように設定されているとします。

1. 2 次 Domino® ディレクトリの設定
ドメイン 命名規則 検索順

ドメイン B

*/*/*/*/*/*

1<nozeros>

ドメイン C

*/*/*/*/*/*

2<nozeros>

ドメイン D

*/*/*/DomainD/Renovations*

3<nozeros>

注: ディレクトリがリモートサーバーに格納されている場合、LDAP サービスは、LDAP 参照先をクライアントに送信することはできますが、自分で追加操作をリモート処理することはできません。

次の表に、上記のディレクトリアシスタントの設定と、LDAP サービスの [このディレクトリが 1 次ディレクトリで、比較/更新される識別名が複数あった場合のルール] 設定の選択の組み合わせによって、LDAP サービスが追加操作を処理する方法の例を示します。

2. LDAP がディレクトリアシスタントを使用して追加操作を処理する方法
追加するエントリの名前 [従うルール] 設定 エントリの追加先ディレクトリ 説明

cn=Kate Power®,ou=DomainD,o=Renovations

N/A

ドメイン D

ドメイン D のディレクトリが、追加された名前と最もよく一致する規則を持つ、唯一のディレクトリです。

cn=John Ashby,ou=DomainC,o=Renovations

[最初に一致したものを修正]

ドメイン B

ドメイン B の規則とドメイン C の規則が両方とも、追加される名前と一致します。定義済みの検索順位は、ドメイン B の方がドメイン C より低いので、エントリはドメイン B に追加されます。

cn=John Ashby,ou=DomainC,o=Renovations

[一致したものすべてを修正]

ドメイン B および C

ドメイン B の規則とドメイン C の規則が両方とも、追加される名前と一致します。エントリは両方のディレクトリに追加されます。

cn=John Ashby,ou=DomainC,o=Renovations

[一切変更しない]

「なし」

ドメイン B の規則とドメイン C の規則が両方とも、追加される名前と一致します。エントリは追加されません。