LDAP の名前とパスワードによるセキュリティのための識別ログオン名を要求する

RFC 2251 から 2254 に適合するために、LDAP サービスの [バインドの DN 要求?] オプションを使用できます。このオプションは、ドメイン内で実行されているすべての LDAP サービスに名前とパスワードによるセキュリティの使用をバインドする LDAP クライアントに対するものです。その LDAP クライアント自身の完全修飾 LDAP 識別名を、LDAP クライアントのログオン名として使用することを要求します。Domino® ディレクトリのユーザー文書では、[ユーザー名] というラベルの付いた [FullName] フィールドの最初の値が識別名になります。デフォルトでは、LDAP クライアントが識別名をログオン名として使用することは、LDAP サービスでは必須ではありません。

このタスクについて

名前とパスワードによるセキュリティのためのログオン名として識別名を要求しない場合、どのクライアントログオン名を名前とパスワードによるセキュリティに使用できるかは、LDAP サービスを実行しているサーバーのサーバー文書にある [セキュリティ] タブの [インターネット認証] フィールドで制御されます。

LDAP サービスにバインドするときに名前とパスワードによるセキュリティを使用する場合、LDAP ユーザーに対してその識別名をログオン名として使用するように要求するには (または要求しないようにするには):

手順

  1. Domino® Administrator で、LDAP サービスを実行しているサーバー、または LDAP サービスを実行しているサーバーと同じドメインに属しているサーバーを開きます。
  2. [設定] タブをクリックします。
  3. ナビゲーションペインで [ディレクトリ][LDAP] の順に展開し、[設定] を選択します。
  4. 以下のいずれかを実行します。
    • このドメインのサーバー設定文書が見つかりません。すぐに作成しますか?」というメッセージが表示されたら [はい] をクリックした後、作成された文書の [LDAP] タブをクリックします。
    • このプロンプトが表示されない場合は、[LDAP 設定の編集] をクリックします。
  5. [バインドの DN 要求?] の横で、次のいずれかを選択します。
    • 名前とパスワードによるセキュリティで、LDAP クライアントのログオン名として識別名を要求する場合は [はい]
    • クライアントのログオン名として識別名を要求しない場合は [いいえ] (デフォルト)
  6. [保存して閉じる] をクリックします。