Domino® Web サーバーログのテキストファイルへの記録を設定する

Domino® Web サーバーログのテキストファイルへの記録を設定するには、ログ記録を有効にする必要があります。デフォルトでは無効に設定されています。

このタスクについて

デフォルトでは、Domino® でログファイルがデータディレクトリに保存されます。稼働中の Web サーバーでは、ログファイル間隔設定に従ってログファイルが新規に作成されます。Web サーバーが稼働していない場合は、Web サーバーの開始時に、必要に応じてログファイルが作成されます。

図形やアイコンの要求など、ある種の情報は有意義な情報を提供しないでログファイルのサイズを増やすため、この種の情報はログから除外することをお勧めします。

手順

  1. Domino® Administrator で、[設定] タブをクリックします。
  2. Web サーバーのサーバー文書を開きます。
  3. [インターネット・プロトコル] > [HTTP] タブをクリックします。
  4. [ログ書き込み][ログファイル] フィールドで、[有効] を選択します。
  5. [ログファイルの設定] で、次のフィールドに必要な情報を設定します。
    1. ログファイルの設定

    フィールド

    Enter

    アクセスログ形式

    新しく作成したグループのオプションとして、

    • [共通] -- 3 つの個別ログファイルに保存されているログ情報
    • [共通 (拡張)] -- 1 つのファイルに保存されているログ情報
    注: 3 つの個別ファイルにログ情報を保存することもできますが、大部分のサードパーティ製ログ分析ツールでは、単一テキストファイルが必要です。

    時刻形式

    要求の時刻を記録する形式を 1 つ選択します。

    • [標準時] (デフォルト)-- サーバーで現在設定されているタイムゾーンが使用されます。
    • [GMT] -- グリニッジ標準時が使用されます。

    ログファイルの時間表示

    ログファイルを新たに作成する頻度を 1 つ選択します。

    注: ファイル名に使用する接頭辞は、サーバー文書の「ログファイル名」のセクションで選択します。
    • [日次] (デフォルト) -- 毎日深夜 12 時から、新たにログファイルが作成されます。日次ログファイルでは、次の命名規則が使用されます。

    file name prefixDDMMYYYY.log

    例: 2001 年 5 月 29 日のアクセスログファイルは次のようになります。 access-log29051998.log

    • [週次] -- 毎週日曜日の深夜 12 時から新たにログファイルが作成されます。週次ログファイルでは、次の命名規則が使用されます。

    file name prefix__WWYYYY.log

    例: 2001 年 5 月 24 日のアクセスログファイルは、access-log__212001.log となります。

    • [月次] -- 毎月 1 日の深夜 12 時から新たにログファイルが作成されます。月次ログファイルでは、次の命名規則が使用されます。

    file name prefix--MMYYYY.log

    例: 2001 年 5 月のアクセスログファイルは、access-log--052001.log となります。

    • [しない] -- 期間が無制限のログファイルを作成します。このファイルでは、次の命名規則が使用されます。

    file name prefix.log

    例: CGI のエラーログファイルは cgi-error-log.log となります。

    最大ログエントリ長

    アクセスログファイルの各エントリの最大長です。この長さを超えたエントリはファイルに書き込まれません。デフォルト値は 10 KB です。

    最大アクセスログサイズ

    アクセスログファイルの最大サイズです。このサイズに達すると、エントリはファイルに書き込めなくなります。値にゼロを指定すると (デフォルト)、サイズは無制限になります。

  6. [ログファイル名] で、次のフィールドに必要な情報を設定します。
    2. ログファイルの名前

    フィールド

    Enter

    ログファイルのディレクトリ

    ログファイルを保存するディレクトリ。このフィールドが空白の場合は、Domino® でデータディレクトリにログファイルが格納されます。

    アクセスログ

    アクセスログファイルの作成に使用する接頭辞。デフォルトは access です。ファイル拡張子は入力しないでください。

    エージェントログ

    エージェントログファイルの作成に使用する接頭辞。デフォルト値は agent です。

    注: 共通 (拡張) 形式を選択している場合、エージェントログは作成されません。この情報はアクセスログに含まれます。

    参照ログ

    参照ログファイルの作成に使用する接頭辞。デフォルト値は referer です。

    注: 共通 (拡張) 形式を選択している場合、参照ログは作成されません。この情報はアクセスログに含まれます。

    CGI エラーログ

    CGI エラーログに使用する接頭辞。デフォルトは値 cgi-error です。

    注: cgi-error ログが作成されるのは、CGI スクリプトのログ情報が stderr に記録される場合だけです。cgi-error ログ情報の形式は、CGI スクリプトに依存します。アクセスログ形式は、cgi-error ログに一切適用されません。
  7. オプション: [ログから除外] で以下のフィールドを入力し、特定の情報の種類をログファイルから除外します。
    3. ログから除外

    フィールド

    アクション

    URL

    除外する URL パスを入力します。例: *.gif または /anydir/*

    方式

    HTTP メソッドを入力します。例:POST または DELETE。

    MIME タイプ

    除外する MIME タイプを入力します。例: image (すべてのイメージ) または image/gif (.gif イメージ)。

    ユーザーエージェント

    ユーザーエージェント (ブラウザ) 文字列の一部の文字列を入力し、特定のユーザーエージェントからの要求を除外します。

    • Microsoft Internet Explorer を除外するときは MSIE* と入力します。

    戻りコード

    除外する HTTP 応答のステータスコードを入力します。例:300 または 400。

    ホストとドメイン

    ブラウザクライアントの除外する DNS 名または IP アドレスを入力します。例: 130.333.* または *.edu

    注: DNS 名を入力するには、まずサーバー文書の [HTTP] タグの [DNS 参照] 設定を使用可能にしてください。この設定を使用可能にしないと、入力できるのは IP アドレスだけになります。この設定を有効にすると、パフォーマンスが低下する可能性があります。
  8. 文書を保存します。