サイレントインストールを使用して Notes® のカスタマイズしたデプロイメントまたはデフォルトデプロイメントを自動化する

サイレントインストールを使用することで、ユーザーの介入なしで、デフォルトまたはカスタマイズした Notes® リリースをユーザーにデプロイできます。これにより、ユーザーの介入なしで、Notes® のインストールまたはアップグレードのデプロイメントを多数のユーザーに一元化して行うことができます。

サイレントインストールまたはアップグレードデプロイメントを使用して Notes® のインストールとアップグレードを自動化するために、次のカスタマイズツールのいずれかを個別に、または相互に組み合わせて使用することができます。

  • カスタマイズした Notes® インストールキット - カスタマイズした Notes® インストールマニフェスト (Notes® インストールキット内の install.xml ファイル) と updateSite フォルダの内容

    Notes® Standard 版インストールキットをカスタマイズして、サードパーティフィーチャーやプラグインを追加したり、付属している特定のフィーチャー (Composite Applications Editor、HCL Connections (Activities)、組み込みの HCLSametime®) を削除したりすることができます。また、Notes® のインストールパネルまたはサイレントインストールのプロンプト内での、フィーチャーインストールの表示の有無とデフォルトオプションを制御することもできます。

    required 属性が true に設定された、インストールマニフェスト内のすべてのフィーチャーがインストールされます。ただし、Notes® インストールマニフェストのフィーチャーをコマンドライン引数として指定することもできます。

  • MSI 変換ファイル (Notes® インストールキットで提供されている HCL Notes version.msi ファイルに基づいた .mst ファイル)

    変換ファイル (.mst) は、インストール内容と方法の各種側面を設定するために、InstallShield Tuner for Notes® と組み合わせて、提供されている HCLNotes.itwHCL Notes version.msi ファイルを使用して作成します。

    変換ファイルを使用して、次のような特定の設定やインストールオプションを制御することができます。
    注: 変換は、各種サイレントインストールコマンドラインオプションやカスタマイズした Notes® インストールキットと組み合わせて使用することができます。
    • Notes® プリローダを有効にしてインストールするオプション
    • 特定の Domino® ポリシーまたは NOTES.INI ファイル設定
    • シングルユーザーまたはマルチユーザーのインストールタイプ
    変換ファイルの作成の詳細については、関連情報の「Tuner を入手して変換ファイルを作成して Notes® のインストールをカスタマイズする」を参照してください。
  • サイレントインストールコマンドラインオプション

    Notes® のサイレントインストールは、さらにカスタマイズできるように MSI コマンドラインを使用して、または使用せずに実行できます。

Notes® SmartUpgrade や SURUNAS プロシージャを使用した、あるリリースから別のリリースへの Notes® のアップグレードの自動化に関する関連情報については、「Notes® Smart Upgrade を使用する」と「Smart Upgrade Run-As ウィザードを使用する」を参照してください。