AUT サーバー用の設定文書を作成する

AUT サーバーで SSL を設定した後、Domino ディレクトリに AUT サーバーのグループを作成し、次にそのグループに関連する設定文書を作成します。設定文書を使用して、サーバーで AUT を有効にし、Notes クライアントが更新を確認するために接続するサーバー DNS (AUT サーバーまたはラウンドロビン DNS 名) を指定できます。

始める前に

手順AUT サーバーで SSL を設定するを完了します。

手順

  1. AUT サーバーにするサーバーに Domino 10.0.1 以降のバージョンをインストールします。
  2. Domino ドメインの Domino ディレクトリを開きます。
  3. Domino ディレクトリにグループを作成します。[カテゴリ] フィールドに AUT と入力し [メンバー] フィールドで AUT サーバーにするサーバーの名前を選択します。
  4. AUT サーバーの Domino ディレクトリで新しい設定文書を作成します。
    1. Domino ディレクトリを開いて、[設定] > [設定] をクリックします。
    2. [サーバー設定の追加] をクリックします。
    3. [グループ/サーバー名] フィールドで AUT サーバーに作成したグループを選択します。
    4. [クライアントのアップグレード]、[AUT] の順にクリックします。
    5. [有効な自動更新] フィールドで [はい] を選択します。
    6. [AUT サービスの DNS 名] フィールドに、Notes クライアントが更新を確認するために接続するサーバーの完全修飾ドメイン名を入力します。
      • 1 つの AUT サーバーを使用する場合、クライアントはその AUT サーバーに自動的に接続するため、このフィールドに値を入力する必要はありません。
      • 複数の AUT サーバーを使用する場合は、使用可能な AUT サーバーに要求をディスパッチするために使用する、ラウンドロビン DNS 名を入力します。ラウンドロビン DNS を使用しない場合は、Notes クライアントの要求に使用する 1 つの AUT サーバーの名前を入力します。
    7. [ダウンロード セッションの最大数] に、1 つの AUT サーバーから同時にダウンロードできるインストールパッケージの最大数を入力します。指定しない場合、最大許容 HTTP スレッド数の 2/3 が最大数になります。(最大許容 HTTP スレッド数を特定するには、サーバー文書で [インターネットプロトコル] > [HTTP] を選択し、基本セクションで [アクティブスレッド数] の値を確認します。)
    8. 信頼認証セクションで [証明書の選択] をクリックし、Domino ディレクトリからプルする証明書を選択し、ポリシーを使用して Notes クライアントのアドレス帳にプッシュします。証明書をプッシュすることで、クライアントは接続時に自動的に AUT サーバーを信頼できます。
    9. 文書を保存します。
      設定文書を保存すると、次の処理が行われます。
      • Domino ディレクトリの [設定] > [Web] > [インターネットサイト] ビューで、AUT サーバーグループの Web サイト文書と Web SSO 設定文書が作成されます。
      • AUT カタログデータベース (autcat.nsf)) のレプリカが各 AUT サーバーのデータディレクトリに作成されます。
  5. キーリングファイル名を、作成された AUT Web サイト文書に追加します。
    1. Domino ディレクトリから [設定] > [Web] > [インターネットサイト] をクリックして、AUT Web サイト文書を開きます。
      ヒント: AUT 設定文書の [クライアントのアップグレード] タブから開くこともできます。
    2. 「セキュリティー」をクリックします。
    3. [キーファイル名] フィールドにキーリングファイルの名前を入力します。
    4. [保存して閉じる] をクリックします。