Activity Logging を有効にして Activity Trends を設定する

管理者は Activity Logging を有効にしてサーバー設定文書に Activity Trends を設定できます。これにはまず、Activity Logging を有効にして、選択したサーバータスクのデータを収集します。

このタスクについて

初めて Activity Trends を開始するとき、データの作業ができるようになるまで 24 時間システムを実行しデータを収集しなければなりません。次に、Activity Trends を収集する方法を指定し、Activity Trends データベース (ACTIVITY.NSF) を作成します。このデータベースは、デフォルトでは Domino® データディレクトリに保存されます。

手順

  1. Domino Administrator で [設定] タブをクリックし、[サーバー] セクションを展開して、[設定] をクリックします。
  2. サーバーを選択し、[設定を編集] または [設定の追加] をクリックします。
  3. [Activity Logging] タブをクリックし、[Activity Logging の有効化] のチェックマークをオンにします。
  4. [サーバーの Activity Logging 設定] で、次のフィールドに必要な情報を設定します。
    表 1. サーバー Activity Logging 設定フィールド
    フィールド アクション
    有効なログタイプ Activity Logging データを生成するために使用するサーバータスクを選択します。

    Activity Trends の場合は、Domino.MAIL 以外のタスクをすべて有効にしてください。少なくとも、Domino.Notes.Session と Domino.Notes.Database を有効にする必要があります。

    チェックポイントの間隔 チェックポイントレコードを作成する間隔の分数を入力します。デフォルト値は 15 分です。
    午前 0 時のチェックポイント [はい] を選択すると、進行中のセッションの動作が午前 0 時に記録されます。この設定は Activity Trends で必要です。

    Activity Logging を有効にするには、このフィールドを有効にする必要があります。

    プライムシフトのチェックポイント [はい] を選択し、主なシフト間隔を指定すると、プライムシフトのチェックポイントをログできます。

    Activity Logging を有効にするには、このフィールドを有効にする必要があります。

    主なシフト間隔 プライムシフトの開始時間と終了時間を指定します。間隔を毎正時に設定します。
  5. [Activity Trends] タブをクリックし、[Basics] タブの次のフィールドに必要な情報を入力します。
    表 2. [基本] タブ
    フィールド アクション
    Activity Trends Collector を有効にする [はい] をクリックすると、Activity Trends Collector が実行されます。

    Activity Trends Collector は、Activity Logging の生データを Activity Trends で使用可能にします。

    Activity Trends 集計データベース これを変更するには、Activity Trends データが保存されているデータベースの名前とパスを入力します。デフォルトは activity.nsf です。
    Activity Trends 収集を実行する時刻 時刻を入力します。デフォルトは 3:23 AM です。Catalog タスクの実行後に実行されるよう Activity Trends Collector を設定します。デフォルトでは Catalog タスクは 1 AM に実行されます。
    監視情報を収集する曜日 監視を収集する曜日を選択します。デフォルトは月曜から金曜です。
  6. Activity Trends の [データプロフィールオプション] で [デフォルトを使用] フィールドを有効にします。デフォルトを使用しない場合、次のフィールドに必要な情報を入力します。
    表 3. Activity Trends データプロフィールオプション
    フィールド アクション
    Trend 基本間隔 使用する最近の監視の回数を入力します。デフォルトは、10 です。

    Trend 値を計算する際、最近の監視が最も加重されます。たとえば [監視情報を収集する曜日] フィールドで月曜日から金曜日を選択し、[Trend 基本間隔] フィールドにデフォルトの 10 を使用すると、Trend 値には 2 週間分の監視情報が含まれます (各週 5 日)。

    注: ユーザーアクティビティに最近変化が見られる場合は、Trend 値を使用しなくてもかまいません。
    監視時間 (秒) 1 バケットの時間を秒単位で指定します。デフォルトは、300 です。

    監視時間によって 1 監視周期である 24 時間内に何バケットあるかが制御されます。

    最大監視リストサイズ 新しいデータで上書きされるまで、Activity Trends データベースでデータが保持される最大時間長を指定します。デフォルトは、閏年の 1 年の日数である 366 日です。
    Trend 履歴間隔 新しく作成したグループのオプションとして、
    • 毎日
    • 週次 (デフォルト)
    • 毎月
    • Trend 間隔
  7. [保持] タブをクリックします。[デフォルトを使用] フィールドを有効にしたままにします。保持期間が終了すると、文書は上書きされます。デフォルト値は次のとおりです。
    • [サーバー履歴の保持] -- 366 日
    • [サーバー監視情報の保持] -- 15 日
    • [データベース監視情報の保持] -- 10 日
    • [ユーザー管理情報の保持] -- 10 日
    • [接続監視情報の保持] -- 10 日
    • [非アクティブデータベース trends の保持] -- 10 日
    • [非アクティブユーザー trends の保持] -- 28 日
    • [非アクティブ接続 trends の保持] -- 28 日
    • [実行ログの保持] -- 20 日
  8. [プロキシデータ] タブをクリックし、検索するアクティビティデータが含まれるデータベースの名前を入力します。
  9. [保存して閉じる] をクリックします。