エージェントマネージャの Tell コマンド

Tell コマンドを使用して、Agent Manager を管理することができます。

表 1. Tell コマンド

コマンド

結果

Tell Amgr Cancel

現在実行中のスケジュールされたエージェントをキャンセルします。

注: Tell Amgr Cancel では、HTTP やルーターなどの他のプロセスによって実行されたエージェントはキャンセルできません。ただし、リモートデバッガを使用すると、すべてのプロセスによって実行されたエージェントをキャンセルできます。サードパーティのアプリケーションがハングし、制御が Notes® に戻されない場合は、エージェントをキャンセルすることはできません。

次の引数を入力してキャンセルするエージェントを指定します。

"データベース名" 'エージェント名'

例:Tell Amgr Cancel "DatabaseName.nsf" 'AgentName'

注: Tell Amgr Schedule コマンドを使用してキャンセルするエージェントを決定することもできます。

Tell Amgr Debug

エージェントマネージャの現在のデバッグ設定を表示するか、新しい値を設定します。このコマンドを使用してデバッグ値を設定する場合、NOTES.INI ファイルの Debug_AMgr コマンドと同じフラグを使用できます。設定した内容はただちに適用され、エージェントマネージャやサーバーを再起動する必要はありません。

Tell Amgr Debug パラメータは次のとおりです。

  • c -- エージェントコントロールパラメータを出力します。
  • e -- Agent Manager イベントに関する情報を出力します。
  • l -- ロード中のレポートを出力します。
  • m -- エージェントメモリ警告を出力します。
  • p -- エージェントのパフォーマンス統計を出力します。
  • r -- エージェント実行レポートを出力します。
  • s -- AMGR スケジューリングに関する情報を出力します。
  • v -- 詳細モード。エージェントのロード、スケジューリング、キューに関して、より詳細なメッセージを出力します。
  • * -- パラメータの情報をすべて表示します。

Tell Amgr Run

次の引数を使用して指定したエージェントを実行します。

"データベース名" 'エージェント名'

例:Tell Amgr Run "DatabaseName.nsf" 'AgentName'

Tell Amgr Pause

エージェントのスケジューリングを停止します。

Tell Amgr Quit

サーバー上のエージェントマネージャを停止します。

Tell Amgr Resume

エージェントのスケジューリングを再開します。

Tell Amgr Schedule

その日の実行が設定されているすべてのエージェントのスケジュールを表示します。エージェントのトリガの種類、エージェントを実行する時間、エージェントの名前、エージェントを実行するデータベース名も表示します。エージェントマネージャのスケジュールを調べれば、エージェントマネージャのキューでエージェントが待ち状態になっているかどうかを確認できます。

エージェントマネージャのキューは次のとおりです。

E - 実行に適したエージェント

S - 実行予定のエージェント

V - イベントの発生を待っているイベント駆動型のエージェント

トリガの種類

S - 指定時刻に実行されるエージェント

M - 新規メールの受信で実行されるエージェント

U - 文書の作成か更新で実行されるエージェント

Tell Amgr Status

エージェントマネージャのキューのその時点での状態と、サーバー文書でのエージェントマネージャの設定を表示します。