Domino Character Console を使用してサーバーコンソールにアクセスする

Domino® Character Console (cconsole プログラム) を使用すると、コマンドラインからサーバーコンソールにアクセスできます。この機能は、UNIX™ プラットフォームのみで提供されます。

このタスクについて

cconsole プログラムは何度でも起動できます。また、cconsole プログラムは Domino Server コンソールが既に実行されている場合にも起動できます。ただし、cconsole の入出力は、他のコンソールから起動されたコマンドの影響を受けることがあります。

Domino サーバーコンソールで実行できる現在のコマンド群に加え、cconsole では次のコマンドもサポートしています。

表 1. 追加の cconsole コマンド

コマンド

結果

done

Domino サーバーの実行中に cconsole を終了します。

live on

リアルタイムコンソールとしてコンソールを有効にします。コンソールには、ほかのサーバーから送信されたメッセージが表示されます。

live off

リアルタイムコンソールとしてコンソールを無効にします。コンソールには、入力したコマンドとその出力だけが表示されます。

コマンドラインのスイッチを使用すると、cconsole が使いやすくなります。cconsole を実行するときにスイッチを入力します。

表 2. コマンドラインのスイッチ

スイッチ

結果

-f

cconsole プログラムの実行時に Notes® ユーザー ID のパスとファイル名を入力できます。これにより、プロンプトに対する応答が不要になります。

-i

警告を無視します。コンソールには警告が表示され続けますが、ユーザーの応答は不要です。

-l

起動した cconsole を自動的にリアルタイムコンソールにします。

例えば、Notes ユーザー ID のパスとファイル名を入力するためのプロンプトを表示しないようにするには、次のコマンドを入力します。

/opt/lotus/bin/cconsole -f notes/data/rrutherford.id

cconsole プログラムを起動するには

手順

  1. cconsole プログラムを実行するには、アドレス帳のサーバー文書に [管理者] として登録されていることが必要です。
  2. アクティブディレクトリを自分の data ディレクトリに変更します。たとえば、次のように入力します。
    cd ~/notes/data
  3. コンソールコマンドを入力します。たとえば、次のように入力します。
    /opt/lotus/bin/cconsole
  4. Notes ユーザー ID のパスとファイル名を入力します。
  5. Notes ユーザー ID のパスワードを入力します。
  6. 次を入力し、cconsole を終了します。
    done

リモートコンソール

このタスクについて

同じコンピュータ上で Domino サーバーを実行していない場合、cconsole プログラムは実行できません。

cconsole プログラムの実行中にサーバーが故障しても、cconsole プログラムは自動的にシャットダウンされません。このような場合、done コマンドを入力して cconsole プログラムを終了してください。

注: リモートコンピュータやリモート X ウィンドウからの cconsole プログラムの実行には、セキュリティ上の危険性が伴います。cconsole プログラムを実行すると、処理を続ける前に、この危険性を知らせる警告が表示されます。この問題に対処するには、暗号化された telnet など、安全なリモートプロトコルを使用してください。安全なリモートプロトコルを使用しない場合は、Domino サーバーを実行しているコンピュータだけで cconsole プログラムを実行します。

手順

リモートコンピュータから cconsole プログラムを実行するには、まず Domino サーバーが起動しているコンピュータに telnet で接続してください。