レポート・ファイルへのアクセスの制限

Web レポート・コンポーネントで、「ReportFilesCheck」という名前の新規オプションを使用して、レポート・ファイルの保護を切り替えることができます。

このオプションを「1」に設定すると、「ReportFiles」の下のコンテンツにアクセスできるのは、ログイン済みで、かつファイルを「所有する」レポートへのアクセス権限がある場合のみです。このコンテンツにアクセス可能なのは、既にセッションが存在する場合 (セッション Cookie が既に設定済みの場合など) のみのため、失敗した場合はログイン・ページは表示されません。

BigFix バージョン 9.5 パッチ 6 のフレッシュ・インストールでは、「ReportFilesCheck」オプションはデフォルトで「1」に設定されます。

バージョン 9.5 パッチ 5 以前のバージョンからアップグレードする場合、この検査は有効になりません。

有効にするには、以下の手順を実行します。

Windows システムの場合:

  1. BES Web レポート・サーバー・サービスを停止します。
  2. Regedit を実行します。
  3. Windows レジストリーの以下の下にオプション
    ReportFilesCheck = 1
    を追加します。
    HKLM\SOFTWARE\BigFix\Enterprise Server\BESReports
  4. BES Web レポート・サーバー・サービスを再始動します。

Linux システムの場合:

  1. コマンド service beswebreports stop を実行してサービスを停止します。
  2. /var/opt/BESWebReportsServer/beswebreports.config ファイルを開きます。
  3. [Software\BigFix\Enterprise Server\BESReports] セクションに、以下のように ReportFilesCheck オプションを追加します。
    ReportFilesCheck = 1
  4. コマンド service beswebreports start を実行してサービスを再始動します。