リレーの正常性ダッシュボード

リレーの正常性ダッシュボードを使用して、ネットワーク全体でリレーのステータスを監視します。

BigFix コンソールから、「ダッシュボード」 > 「BES サポート」 > 「リレーの正常性ダッシュボード」をクリックします。

「リレーの正常性ダッシュボード」に、BigFix 環境のリレーに関する特定の詳細情報が表示されます。

注: 前提条件として、リレーの正常性ダッシュボードに表示されるデータを表示する前に、「3346 - Collect BES Relay Health Dashboard Cache Metric」という名前の分析をアクティブ化します。

リレーの正常性ダッシュボードにアクセスすると、「概要」タブに移動します。

「概要」タブの 「設定」アイコンをクリックして、「概要」タブで表示するテーブルを指定します。

「概要」タブでは、各テーブルにさまざまな情報が表示されます。

各テーブルの「設定」アイコンをクリックして、以下を行います。
  • テーブルで表示する行数を指定します。
  • 1 行に表示するテーブルの数を指定します。
  • テーブル・データのクリティカルしきい値または警告しきい値と見なすべき値を設定します。これらのしきい値に基づき、アイテムが構成されている上限に近づいている場合は、テーブルでアイテム名が黄色で強調表示され、アイテムが構成されている上限を超えている場合は、赤で強調表示されます。
テーブルによって異なる、固有のテーブル関連設定もあります。
リレーあたりのエンドポイント
リレーごとのクライアント・コンピューターの数が表示されます。「平均値」行は、デプロイメントがどれだけ不均衡かを示します。
階層
リレー階層をヒストグラムで表示します。1 は最上位リレーを表し、2 は セカンダリー・リレーを表します。
注: このテーブルは、リレー・ループが存在する場合に、それを識別するのにも役立ちます。
注: ご使用の環境で最後のフォールバック・リレーを定義しており、「BES ルート・サーバー」プロパティーが実際の BigFix サーバー名を返さないが、最後のフォールバック・リレーの FQDN を返す場合、階層パネルを正しく表示するには、BESAdmin コマンドを使用して BigFix サーバーの FQDN の RHDServerHostname という名前の拡張オプションを値として設定します。
非アクティブ
リレーの非アクティブ期間を表示します。これは、リレーが送信した最後のレポートが受信されてからの期間を示します。「サービス状況」も表示されます。サービス状況が停止している場合、リレー名は赤で強調表示されます。
リレー・キャッシュ
特定のエンドポイントのリレー・キャッシュが、事前設定しきい値 (設定で定義できます) を超えている場合に警告します。リレー名をクリックすると、コンピューターのプロパティーが開きます。このパネルで、そのリレーに構成されているダウンロード・キャッシュの限度を確認して、リレーが現在キャッシュ・ファイルを削除している理由を把握できます。
リレー・サイト・バージョン
収集しているサイトが最新でないために、注意が必要なリレーを表示します。「バージョン差異」列には、リレーが収集する特定サイトのバージョンがルート・サーバーから何バージョン古いかが表示されます。

「リレー」タブをクリックします。

「リレー」タブには、以下が表示されます。
  • リレー名。
  • 特定のリレーに接続されているクライアント・コンピューターの数。
  • リレーとそのクライアント・コンピューターの間の最大距離。リレーとそのクライアント・コンピューターが同じサブネット内にいる場合、テーブルの「最大ホップ数」列には 0 が表示されます。そのリレーにクライアント・コンピューターが接続されていない場合は、「適用外」と表示されます。一部の距離がわかっているだけの場合でも、「適用外」と表示されます。
  • リレー階層 (最上位)。
注: タブの右上の検索バーにリレー名を入力すると、リレーを簡単に見つけることができます。