LDAP を使用して構成されている AppScan® Enterprise Server のローカル製品管理者ユーザーの作成

手順

  1. server.xml ファイルを見つけます。Windows の場合、Liberty\usr\servers\ase フォルダーは AppScan® Enterprise Server インストール・ディレクトリー内にあります。Linux の場合、Liberty/usr/servers/ase フォルダーは AppScan® Enterprise Server インストール・ディレクトリー内にあります。

    このファイルを以下のように編集します。

    1. product.admins の値を管理者ユーザーの名前 (例えば、ADMIN) に変更します。
      <jndiEntry jndiName="product.admins" value="ADMIN"/>
    2. 既存の LDAP タグ・セクションを削除し、basicRegistry セクションを追加します。

      例えば、以下のセクションを削除します。

      <ldapRegistry baseDN="o=example.com" bindDN="" 
        bindPassword="" host="ldap.example.com" 
        ldapType="IBM Tivoli Directory Server" 
        port="389" sslEnabled="false">
        <idsFilters userFilter=
          "(&amp;(uid=%v)(objectclass=ePerson))" 
          userIdMap="*:uid"/>
      </ldapRegistry>

      そして、以下のセクションを追加します (この例では、サンプル・パスワードとして ADMIN を使用しています)。

      <basicRegistry id="basic" realm="customRealm">
        <user name="ADMIN" password="ADMIN" />
      </basicRegistry>
      注: 管理者パスワードは、管理者パスワードの暗号化に記載されている説明に従って暗号化することができます。この場合、生成された暗号化パスワードをこのセクションで指定します。
  2. ファイルを保存し、ase サービスを再開します。
    • Linux で、/etc/init.d/ase_liberty restart コマンドを発行します。
    • Windowsで、以下のいずれかのタスクを行います。
      • Windows 「スタート」メニューで「ファイル名を指定して実行」を選択し、services.msc と入力します。「サービス」ウィンドウが開いたら、「HCL AppScan Enterprise Server」を右クリックして、「リスタート」を選択します。
      • コマンド・プロンプトで、ご使用の AppScan® Enterprise Server インストール・ディレクトリーの Liberty\bin フォルダーにディレクトリーを移動します。server stop ase コマンドを発行し、次に server start ase を発行します。
  3. 新しく作成した ADMIN 資格情報を使用して、AppScan® Source データベースを AppScan® Enterprise Server に登録します。