管理者パスワードの暗号化

AppScan® Enterprise Server のローカル製品管理者ユーザーを作成する場合、server.xml ファイルに管理者ユーザーとパスワードを追加します。このトピックの説明に従って、このパスワードを暗号化することができます。

(LDAP を使用して構成されている AppScan Enterprise Server のローカル製品管理者ユーザーの作成 または Windows 認証を使用して構成されている AppScan Enterprise Server のローカル製品管理者ユーザーの作成 の説明に従って)  server.xml  ファイルを編集する際に、 securityUtility ツールを使用して、管理者ユーザーのパスワードをエンコードできます。 Windows の場合、このツールは AppScan® Enterprise Server インストール・ディレクトリー内の Liberty\bin にあります。Linux の場合は、このツールは Liberty/bin にあります。securityUtility エンコード ・コマンドを実行するときに、エンコードするパスワードをコマンド行から入力として指定します。引数が指定されていない場合、ツールはパスワードの入力を要求するプロンプトを出します。次に、ツールはエンコードされた値を出力します。例えば、ADMIN のパスワード値をエンコードするには、securityUtility encode ADMIN コマンドを発行します。これにより、{xor}HhsSFhE= の出力値が生成されます。

ツールによって生成された値をコピーして、basicRegistry セクションを server.xml ファイルに追加する際に、この値をパスワードに使用します。例えば、以下をファイルに追加します。

<basicRegistry id="basic" realm="customRealm">
  <user name="ADMIN" password="{xor}HhsSFhE=" />
</basicRegistry>