ハード・ディスク・スペースを管理するために、AppScan® ソース データ・ディレクトリーの場所を変更することができます。AppScan ソース のインストール後に、このトピックに記載されている手順に従って、データ・ディレクトリーの場所を変更できます。
始める前に
このタスクを実行する前に、すべての AppScan ソース クライアント・アプリケーションを終了またはシャットダウンしていることを確認してください。AppScan ソース クライアント・アプリケーションの例:
- AppScan Source for Analysis
- AppScan Source for Development (Eclipse または Visual Studio プラグイン)(Windows™ および Linux™ でのみサポートされます)
- AppScan Source コマンド行インターフェース (CLI)
- AppScan Source for Automation
また、AppScan Source for Automation をインストールしている場合は、Automation Server が以下のようにしてシャットダウンされていることを確認してください。
- Windows の場合は、HCL AppScan Source Automation サービスを停止します。
- Linux では次のコマンドを実行します。
/etc/init.d/ounceautod stop
手順
APPSCAN_SOURCE_SHARED_DATA=<data_dir>
環境変数を定義します。 ここで、<data_dir> は AppScan ソース データを保管する場所です。注:
- <data_dir> の場所は、AppScan ソース がインストールされているマシンと同じマシン上の既存の完全な絶対パスでなければなりません。
- <data_dir> ディレクトリー名には、英文字のみを含めることができます。名前に英文字以外の文字が使用されているフォルダーは許可されません。
- AppScan ソース のインストール時に作成されたデフォルトのデータ・ディレクトリーを見つけます (データ・ディレクトリーのデフォルトの場所については、デフォルトの AppScan ソース データ・ディレクトリーを参照してください)。
- デフォルト・データ・ディレクトリーのコンテンツを、環境変数で指定した <data_dir> の場所にコピーまたは移動します。
- AppScan Source for Automation をインストールしている場合のみ、以下を行います。Linux
- /etc/init.d/ounceautod ファイルを編集します。
- 以下の行を見つけます。
su - ounce -c
'export LD_LIBRARY_PATH="/opt/IBM/AppScan_Source/bin":$LD_LIBRARY_PATH &&
cd "/opt/IBM/AppScan_Source/bin" &&
"/opt/IBM/AppScan_Source/bin/ounceautod" -s' >>
"/var/opt/ibm/appscansource/logs/ounceautod_output.log" 2>&1 &
この行を以下の行に置き換えます。
su - ounce -c
'export APPSCAN_SOURCE_SHARED_DATA=<new data directory path here> &&
export LD_LIBRARY_PATH="/opt/IBM/AppScan_Source/bin":$LD_LIBRARY_PATH &&
cd "/opt/IBM/AppScan_Source/bin" &&
"/opt/IBM/AppScan_Source/bin/ounceautod" -s' >>
"<new data directory path here>/logs/ounceautod_output.log" 2>&1 &
注: 上記のコマンドは、1 行で入力してください。
- /etc/init.d/ounceautod ファイルを保存します。
次のタスク
AppScan Source for Automation をインストールしている場合は、以下のようにして Automation Server を開始します。
- Windows の場合は、HCL AppScan Source Automation サービスを停止します。
- Linux では次のコマンドを実行します。
/etc/init.d/ounceautod start