フォルダーの作成およびアクセス権の割り当て

フォルダーとは、Enterprise Console にある、ジョブ、レポート・パック、およびダッシュボードなどの項目用のコンテナーのことです。ユーザーがフォルダーに表示できる内容、およびフォルダー内で実行できるタスクは、フォルダーでのユーザー・ロールに応じて異なります。Web サイトまたはアプリケーションに関する機密情報がフォルダーに含まれる場合、そのフォルダーを参照できるユーザー、あるいは少なくともそのレポートおよびダッシュボードへのアクセス権を持つユーザーを制限できます。ユーザーがフォルダー内でロールを持たない場合、デフォルトのユーザー・ロールにより、そのユーザーに暗黙的にロールを付与することができます。デフォルトのユーザー・ロールは、フォルダー内で特定のロールを持たない他のすべてのユーザーに適用され、ユーザーに自動的にロールを適用するための方法を提供します。

始める前に

すべての指定されたフォルダー内にある「製品管理者」、「ジョブ管理者」、および「レポート管理者」のロールを持つユーザーのみが、アクセス許可をそのフォルダーに割り当てたり、フォルダー内にサブフォルダーを作成したりすることができます。製品管理者は、アクセス許可をフォルダー階層の下位に伝搬できます。
注: このフォルダー内に作成されるすべてのサブフォルダーは、このフォルダーのアクセス許可を自動的に継承します。フォルダーを作成した後に、必要であればサブフォルダー内の各ユーザーのロールを手動で変更できます。個々のユーザー許可はいつでも変更できます。さらに製品管理者も、ユーザー許可をフォルダー階層に伝搬させることができます。

手順

  1. サブフォルダーを作成するフォルダーにナビゲートします。
  2. 「フォルダー」リストで、「作成」をクリックします。
  3. そのフォルダーに「名前」、そしてオプションとして「説明」、および「連絡先」を指定して、「作成」をクリックします。
  4. 「ユーザーおよびグループ」ページで、「ユーザーまたはグループの追加」をクリックし、フォルダーに追加するユーザーを選択して、「追加」をクリックします。
  5. 「ユーザーまたはグループの追加」ページでユーザーを選択し、ジョブ管理者またはレポート利用者などのユーザー・ロールを割り当て、「保存」をクリックします。
  6. (「製品管理者」のみ) このフォルダーに既存のサブフォルダーが含まれている場合は、「サブフォルダーの許可の適用」をクリックして、すべてのサブフォルダーにユーザー許可を自動的に伝搬します。
    注: この操作により、前に各サブフォルダーで設定されていたアクセス許可がすべて上書きされ、元に戻すことはできません。
  7. 「保存」をクリックします。