モデルの作成とスコア設定の自動化

IBM® Campaign フローチャート内のスケジュール・プロセス・ボックスを使用するか、IBM Marketing Software スケジューラーを使用することにより、モデルの作成とスコア設定を自動化できます。スケジューラーはフローチャート全体に対してのみ動作します。

このタスクについて

異なる頻度で実行される 2 つの別個のフローチャートで、モデルの作成とスコア設定の自動化を実装することができます。例えば、スコア設定を週ごとに行い、モデルの再作成を月ごとに行うように設定できます。

作成とスコア設定の両方のプロセスが同じフローチャートに含まれる場合は、スコア設定が開始される前に必ずモデリングが正常に完了するようにしてください。SPSS モデル・プロセスと SPSS スコア・プロセスの間に、一時的な接続を作成できます。これは、フローチャートで点線として示されます。

注: フローチャートを構成するタスクの 1 例を以下に示します。このほかに、選択プロセス・ボックスを使ってオーディエンスを選択したり、サンプルまたはセグメントのプロセス・ボックスを使用して、モデルの作成に含めるオーディエンスの一部分を選択したりすることもできます。

モデルの作成とスコア設定を自動化するには、以下の手順を実行します。

手順

  1. IBM Campaign で、フローチャートを「編集」モードで開きます。
  2. モデルの作成を自動化するには、パレットから以下のプロセス・ボックスをフローチャート・ワークスペースまでドラッグして、それらを次の順序で接続します。
    1. スケジュール: フローチャートの実行が始まった時点で開始する必要のある、すべての最上位レベルのプロセス・ボックスに接続します。
    2. 選択プロセス・ボックスや、必要に応じて他のプロセス・ボックス。
    3. SPSS モデル
  3. バッチ・スコア設定を自動化するには、パレットから以下のプロセス・ボックスをフローチャート・ワークスペースまでドラッグして、それらを次の順序で接続します。
    1. スケジュール: フローチャートの実行が始まった時点で開始する必要のある、すべての最上位レベルのプロセス・ボックスに接続します。
    2. 選択プロセス・ボックスや、必要に応じて他のプロセス・ボックス。
    3. SPSS スコア
    4. スナップショット: スナップショット・プロセスはスコアをデータベース表またはフラット・ファイルに書き込んで、他のフローチャートやプロセスで使用できるようにします。
  4. 作成とスコア設定を自動化する 1 つのフローチャートを作成するために、以下のプロセス・ボックスをパレットからワークスペースまでドラッグし、以下の順序で接続します。
    注: スケジュール・プロセス・ボックスは、フローチャートの実行が始まった時点で開始する必要のある、すべての最上位レベルのプロセス・ボックスに接続します。
    1. スケジュールから選択までを接続します。
    2. 選択から SPSS モデルまでを接続します。
    3. 選択から SPSS スコアまでを接続します。

      SPSS モデル・プロセス・ボックスから SPSS スコア・プロセス・ボックスへの一時的な接続を追加します。

      注: モデルが作成されていない場合、SPSS スコア・プロセス・ボックスでモデル・ストリームを選択することはできません。
    4. SPSS スコアからスナップショットまでを接続します。

      スナップショット・プロセスでは、スコアをデータベース表に書き込みます。

    注: 項目 a および b は 1 つのブランチを形成し、項目 c および d は 1 つのフローチャート内の別のブランチを形成します。
  5. プロセス・ボックスを構成します。
  6. フローチャートを保存します。
  7. フローチャート内のプロセスをテストします。