実行が正常に完了したときまたは失敗したときに送信される Scheduler のトリガー

スケジュールを作成または編集する際、実行が成功したときまたは失敗したときにスケジュールが送信するトリガーを構成することができます。 また、そのトリガーを 1 つ以上のスケジュールが listen するよう構成することもできます。

トリガーは複数の製品にわたって機能します。例えば、Campaign フローチャートは、 eMessage のメーリングを開始するトリガーを送信できます。

トリガーは、実行が正常に完了したとき、または実行が失敗したときに、IBM® Marketing Software Scheduler が送信できるテキスト・ストリングです。各スケジュールは、実行が正常に完了したときにトリガーを 1 つ送信し、実行が失敗したときにトリガーを 1 つ送信することができます。また、各スケジュールは成功したトリガーを 1 つ、失敗したトリガーを 1 つ listen することもできます。

トリガーを listen するよう設定されたすべてのスケジュールがすべての送信されたトリガーを受け取りますが、 スケジュールが実行を開始するのは、listen 対象となっているトリガーを受け取る場合だけです。この方法で、無限数の依存関係がスケジュール間に作成できます。

トリガーを作成した後、Scheduler ユーザー・インターフェースでそのトリガーがドロップダウン・リストに表示されるので、再び使用しやすくなります。

トリガーの例

一組の Campaign フローチャートがすべて同じトリガーを listen するよう構成することによって、それらを同時に実行するようにスケジュールすることができます。そのトリガーは、他のいずれかのスケジュールまたは外部アプリケーションが scheduler_console_client ユーティリティーを使って送信することができます。トリガーを使用して、一組のフローチャートを次々に順番に実行することもできます。

以下の例では、指定順序で実行する一連のフローチャートをセットアップする方法を示します。

  • フローチャート 1 は、実行が正常に完了したときに送信される「フローチャート 1 実行完了」トリガーを指定してスケジュールされています。
  • フローチャート 2 は、以下のようにスケジュールされます。
    • 「フローチャート 1 実行完了」トリガーを受信しときに開始する。
    • 実行が正常に完了したら、「フローチャート 2 完了」トリガーを送信する。
  • フローチャート 3 は、「フローチャート 2 実行完了」トリガーを受信したときに開始するようにスケジュールされます。

開始トリガーについて

開始トリガーを使用してセットアップしたスケジュールは、その開始日に関係なく、作成直後からトリガーを listen し始めます。ただし、トリガーが開始日をオーバーライドすることはありません。例えば、スケジュールの開始日が 2016 年 12 月 12 日の場合、2016 年 12 月 5 日に開始トリガーを受け取ったとしても、2016 年 12 月 12 日になるまでは実行を開始しません。