scheduler_console_client

IBM® Marketing Software スケジューラーで構成されるジョブがトリガーを listen するようにセットアップされている場合、このユーティリティーによってジョブをリストし、開始することができます。

SSL が有効な場合の実行内容

SSL を使用するように Marketing Platform Web アプリケーションが構成されている場合、scheduler_console_client ユーティリティーが使用する JVM は、Marketing Platform が配置されている Web アプリケーション・サーバーが使用する SSL 証明書と同じ SSL 証明書を使用する必要があります。

SSL 証明書をインポートするには以下の手順を実行します。

  • scheduler_console_client によって使用される JRE の場所を判別します。
    • JAVA_HOME がシステム環境変数として設定されている場合、それが指す JRE が、scheduler_console_client ユーティリティーによって使用される JRE です。
    • JAVA_HOME がシステム環境変数として設定されていない場合、scheduler_console_client ユーティリティーは、Marketing Platform インストールの tools/bin ディレクトリーにある setenv スクリプトかコマンド・ラインのいずれかで設定される JRE を使用します。
  • Marketing Platform が配置されている Web アプリケーション・サーバーが使用する SSL 証明書を scheduler_console_client が使用する JRE にインポートします。

    Sun JDK には、証明書のインポートに使用できる keytool というプログラムが含まれています。このプログラムについて詳しくは、Java™ の資料を参照してください。あるいは、プログラムを実行するときに -help を入力してヘルプにアクセスしてください。

  • テキスト・エディターで tools/bin/schedulerconsoleclient ファイルを開いて、以下のプロパティーを追加します。これらは、Marketing Platform が配置されている Web アプリケーション・サーバーに応じて異なります。
    • WebSphere® の場合、以下のプロパティーをファイルに追加します。

      -Djavax.net.ssl.keyStoreType=JKS

      -Djavax.net.ssl.keyStore="Path to your key store JKS file"

      -Djavax.net.ssl.keyStorePassword="Your key store password"

      -Djavax.net.ssl.trustStore="Path to your trust store JKS file"

      -Djavax.net.ssl.trustStorePassword="Your trust store password"

      -DisUseIBMSSLSocketFactory=false

    • WebLogic の場合、以下のプロパティーをファイルに追加します。

      -Djavax.net.ssl.keyStoreType="JKS"

      -Djavax.net.ssl.trustStore="Path to your trust store JKS file"

      -Djavax.net.ssl.trustStorePassword="Your trust store password"

証明書が一致しない場合、Marketing Platform ログ・ファイルに以下のようなエラーが入ります。

原因: sun.security.provider.certpath.SunCertPathBuilderException: unable to find valid certification path to requested target

前提条件

Marketing Platform がインストール、配置、および実行されている必要があります。

構文

scheduler_console_client -v -t trigger_name user_name

scheduler_console_client -s -t trigger_name user_name

コマンド

-v

指定されたトリガーを listen するように構成されているスケジューラー・ジョブをリストします。

-t オプションとともに使用する必要があります。

-s

指定されたトリガーを送信します。

-t オプションとともに使用する必要があります。

オプション

-t trigger_name

スケジューラーで構成されるトリガーの名前。

  • トリガー trigger1 を listen するように構成されているジョブをリストします。

    scheduler_console_client -v -t trigger1 myLogin

  • トリガー trigger1 を listen するように構成されているジョブを実行します。

    scheduler_console_client -s -t trigger1 myLogin