データ・フィルター基準の計画: 手動生成

データ・フィルター基準は、ご使用の顧客データに基づくものです。データ・フィルターを定義する前に、保護する顧客データを決定する必要があります。

このタスクについて

例えば、IBM® Marketing Software ユーザーが割り当てられている地理的な販売テリトリーに基づいて、顧客データへのアクセスを制限したい場合があります。顧客データベースの「地域」フィールドが販売テリトリーに関連付けられている場合、このフィールドをベースにしてデータ・フィルターのグループを設定するという選択ができます。

フィールド制約という概念に注意する必要があります。手動指定を使用してデータ・フィルターを作成する方法を計画する際は、この概念を理解しておく必要があります。フィールド制約は、データ・フィルターを指定するために使用されるフィールド/値のペアです。顧客レコードの照会を実行する際に、この値が WHERE 節で使用されます。この節では等価かどうかをテストするため、個別値の有限セットをサポートするフィールドに対してフィールド制約を定義する必要があります。

この例では、「地域」フィールドに入る可能性があるのは以下の値です。アジア、ヨーロッパ、中東、北アメリカ、および南アメリカ。データ・フィルターのフィールド制約を使用するときに、これらの値を使用します。顧客テーブルの「地域」フィールドの値をフィールド制約として使用して、販売テリトリーのそれぞれについて異なるデータ・フィルターをセットアップできます。

1 つ以上のデータ・フィルターに割り当てられた IBM Marketing Software ユーザーは、割り当てられたデータ・フィルターによって表示される販売テリトリー内に入る顧客に属しているデータのみを表示して処理することができます。

手動方式を使用して作成するデータ・フィルターは、XML で割り当てを行うことにより、ユーザー・インターフェースを介してユーザーに割り当てることができます。