データ・フィルター基準の計画: 自動生成

データ・フィルター基準は、ご使用の顧客データに基づくものです。データ・フィルターを定義する前に、保護する顧客データを決定する必要があります。

このタスクについて

例えば、顧客が住んでいる国、都市、および州に基づいて、顧客データへのアクセスを制限したい場合があります。顧客データベースに国、都市、および州の各フィールドがある場合、これらのフィールドをベースにしてデータ・フィルターのグループを設定するという選択ができます。そして、データ・フィルターを指定するときにこれらの値を使用します。

自動生成を使用してデータ・フィルターを作成する場合は、以下の概念に注意する必要があります。

  • プロファイル・フィールド - データ・フィルター生成ユーティリティーが値の固有の組み合わせを探すときに考慮に入れる値を持つフィールド。ユーティリティーは、値の固有の組み合わせごとにデータ・フィルターを作成します。データ・フィルターが IBM® Marketing Software アプリケーションで有効になっている場合は、顧客レコードを照会する際に、この値が WHERE 節で使用されます。この節では等価かどうかをテストするため、個別値の有限セットをサポートするフィールドに対してプロファイル・フィールドを定義する必要があります。
  • 固定フィールド - データ・フィルター生成ユーティリティーがプロファイル・フィールド値の固有の組み合わせの照会を実行する際に、検索対象になるレコードを制限するオプション・フィールド。指定する値は、生成された各データ・フィルターにも組み込まれます。データ・フィルターが IBM Marketing Software アプリケーションで有効になっている場合は、顧客レコードを照会する際に、この値が WHERE 節で使用されます。この節では等価かどうかをテストするため、個別値の有限セットをサポートするフィールドに対して固定フィールドを定義する必要があります。

上記の例では、国について固定フィールドを作成し、都市と州についてプロファイル・フィールドを作成することになるでしょう。データ・フィルター生成ユーティリティーは、これらのフィールドで検出した値の固有の組み合わせごとに、データ・フィルターを作成します。

1 つ以上のデータ・フィルターに割り当てられた IBM Marketing Software ユーザーは、割り当てられたデータ・フィルターによって表示される国、都市、および州に住む顧客に属しているデータのみを表示して処理することができます。

お使いの顧客テーブルに、データ・フィルターを作成したいと思う値がすべては含まれていないこともあります。例えば、すべての国と州に顧客がいるとは限らないが、将来に備えてすべての国と州に対してデータ・フィルターを作成しておきたいという場合があります。その場合、すべての国と州を組み込むテーブルを参照し、XML 仕様の GenerateDataFilters セクションでそのテーブルを使用します。ユーティリティーを使用してデータ・フィルターを作成し終わったら、この「ダミー」テーブルを破棄することができます。