IBM Marketing Software での Cognos 認証プロパティーの構成

IBM® Marketing Software と Cognos® のアプリケーションを別々のネットワーク・ドメインにインストールした場合は、IBM Marketing Software で Cognos の認証プロパティーを構成する必要があります。この操作によって、IBM Marketing Software アプリケーションが Cognos アプリケーションと通信できるようにします。

このタスクについて

「フォーム認証の有効化」プロパティーの設定は、Cookie の代わりにフォーム・ベースの認証を IBM Marketing Software セキュリティーで使用することを示します。次のいずれかに当てはまる場合は、このプロパティーを True に設定します。

  • IBM Marketing Software が Cognos アプリケーションと同じネットワーク・ドメインにインストールされていない。
  • IBM Marketing Software アプリケーションと Cognos インストール済み環境の両方が同じコンピューター上にあっても、Cognosへのアクセスに、(IBM Marketing Software アプリケーションへのアクセスに使用する) 完全修飾ホスト名ではなく (同じネットワーク・ドメインの) IP アドレスを使用する。

値が True の場合、Cognos Connection へのログイン・プロセスはログイン名とパスワードを平文で渡すため、SSL 通信を使用するように Cognos と IBM Marketing Software を構成しないと、安全ではありません。

しかし、SSL を構成した場合でも、表示されたレポートのソースを表示すると、ユーザー名とパスワードが HTML ソース・コード内に平文で表示されます。このため、Cognos と IBM Marketing Software は、同じネットワーク・ドメインにインストールする必要があります。

IBM Marketing Software で Cognos 認証プロパティーを構成するには、以下のステップを実行します。

手順

  1. IBM Marketing Software に platform_admin ユーザーとしてログインします。
  2. 「設定」 > 「構成」を選択します。
  3. 「レポート」 > 「統合」 > Cognos version を展開します。
  4. 「認証済み」または「ユーザーごとに認証済み」を選択することによって、「認証モード」プロパティーの値を設定します。

    「認証済み」モードの場合、ステップ 5 に進みます。

    ユーザーごとに認証済みモードの場合、ステップ 8 に進みます。

  5. 認証済みモードの場合:「認証ユーザー名」および「認証データ・ソース名」フィールドの値を、前のタスク (レポート・システム・ユーザーの作成) で作成したユーザーおよびデータ・ソースに一致させます。
  6. 「フォーム認証を有効にする」プロパティーの値を設定します。
    注: 「フォーム認証を有効にする」プロパティーを True に設定した場合は、「認証モード」プロパティーが、「認証済み」に設定された場合のように自動的に動作します。このモードを使用するために必要な手順 (レポート・システム・ユーザーの作成を参照) を実行する必要があります。
  7. 新しい設定を保存します。
  8. ユーザーごとに認証済みモードの場合: デフォルトの asm_admin ユーザーに Report User 役割を割り当てます。レポートをテストするには、IBM Marketing Software アプリケーションとレポート・データの両方にアクセスできるユーザーが必要です。platform_admin ユーザーは IBM Marketing Software アプリケーション機能へのアクセス権限を持っていません。