IBM Marketing OperationsIBM Campaign との間でのデータ転送の概要

データ転送の 3 つの主要エリアは、キャンペーン・データ、セル・データ (TCS 内)、およびオファー・データです。製品間でのデータの転送は、基本的に Marketing Operations から Campaign への片方向です。

統合が有効になっている場合、Marketing Operations 内のキャンペーン・プロジェクトの名前およびコードは、Campaign 内のキャンペーンの名前およびコードと同じになります。Marketing Operations 内のキャンペーン・プロジェクトは、Campaign 内の対応するキャンペーンに自動的にリンクされます。

統合により、データ・エントリーを複製する必要がなくなります。Marketing Operations には、すべてのデータを表示する 1 つのビューと、データを入力および編集する 1 つのロケーションがあります。共有データは、Marketing Operations でのみ表示および編集できます。キャンペーンの実行に必要なデータが公開されるタイミングを制御するには、Marketing Operations を使用します。

継続的なデータの転送は、Marketing Operations から公開を通じて開始される必要があります。Campaign は、データの要求 (例えば、セル状況情報やキャンペーン・メトリックの取得など) に応答したり、Marketing Operations からデータ (例えば、キャンペーン属性や TCS データ) を受信したりします。しかし、Campaign は、 要求されていないデータを Marketing Operations に送信することはできません。

キャンペーン・データの転送

Marketing Operations では、 任意の数のカスタム・キャンペーン属性を定義し、それらを標準キャンペーン属性と共にキャンペーン・プロジェクト・テンプレートに配置することができます。Marketing Operations でこれらの属性にデータを入力し、手動でそのデータを Campaign に公開します。Campaign では、これらのキャンペーン属性を、フローチャート内の生成フィールドとして、およびレポートおよび分析用として使用できます。Marketing Operations ユーザーは、キャンペーンが Campaign で作成されるタイミングと、キャンペーン属性データが Campaign に公開されるタイミングを制御します。Campaign は、常に公開されたキャンペーン属性の最新セットを使用します。

セル・データの転送

継続中のデータ転送の 2 つ目の主要なエリアは、ターゲット・セル・スプレッドシートです。TCS は、ターゲット・セルとコントロール・セルのセル・レベル情報 (セル名、セル・コード、割り当て済みのオファー、コントロール・セル・リンケージ、およびカスタム・セル属性など) を管理します。セル定義の Marketing Operations から Campaign への転送と、セル・ステータスの Marketing Operations への返送は、反復可能です。企業では多くの場合、セル定義およびセル数がファイナライズされ、TCS の行が個別に承認され、キャンペーンの実行準備が整うまでに、いくつかのサイクルを必要とします。

オファー・データの転送

オファー統合が有効なシステムの、継続中のデータ転送の 3 つ目の主要なエリアは、オファー・データです。オファーは Marketing Operations で作成されます。新規オファーが Marketing Operations で作成されると、そのオファーの状態は「ドラフト」になっています。オファーの状態を「公開済み」に変更すると、オファー・インスタンスが Campaign にプッシュされます。最初の公開で、Campaign にオファーが作成されます。 以降の公開では、Campaign のオファー・インスタンスが更新されます。

同様に、オファー・テンプレートの状態を「公開済み」に変更すると、そのオファー・テンプレートと Marketing Operations で定義した任意のオファー属性の両方が Campaign にプッシュされます。

最初にオファー統合を有効にしたときに、既存のオファー・メタデータおよびデータを Campaign から Marketing Operations にインポートできます。Campaign からオファーをインポートを参照してください。