統合環境でのキャンペーンの作成
Marketing Operations と Campaign が統合された場合のキャンペーン作成のワークフローは、以下のタスクで構成されています。
このタスクについて
多くの組織で、マーケティング・キャンペーンの作成に必要とされるタスクは、複数のユーザーによって共有されます。
手順
- 適切なテンプレートを使用して、キャンペーン・プロジェクトを作成します。
権限に応じて、プロジェクトを直接作成できる場合と、プロジェクトを要求し、その要求が受け入れられるまで待機する場合があります。
- プロジェクト・タブで、欠落している情報があれば入力します。
- プロジェクトに、リンクされたキャンペーンを作成します。
このステップが完了すると、「実装/計画」ボタン () が表示されて、キャンペーン・プロジェクトと、そのプロジェクトのリンクされたキャンペーンの間を移動できるようになります。
- TCS に入力して、キャンペーンのコントロール・セルとターゲット・セル、およびターゲット・セルに割り当て済みのオファーを定義します。
- TCS を Campaign に公開します。
- キャンペーンのフローチャートを作成し、そのフローチャートで作成されたセルを、TCS で定義された適切なターゲット・セルおよびコントロール・セルにリンクします。
- オプション: TCS 承認が必要な場合、フローチャートをテストし、セル数を生成します。
- オプション: TCS 承認が必要な場合、確認のため、TCS 内からセル・ステータスを更新します。
- オプション: TCS 承認が必要で、セルのすべての情報 (カウントなど) が適切であれば、TCS でセル (行) を承認します。
- オプション: TCS 承認が必要な場合、フローチャートによって使用されているすべてのセルが承認されるまで、TCS の公開とセル・ステータスの更新のプロセスを繰り返します。
- フローチャートで実行する、必要なすべての TCS 行の準備が整ったら、最後に TCS を公開します。
- オプション: フローチャートの承認が必要な場合、1 人以上の承認者に対して承認を作成して割り当てる必要があります。フローチャートの実行が許可されるのは、承認が完了またはキャンセル済みの状態であるときだけです。
- キャンペーンの実稼働フローチャート実行を開始します。
- 統合システムでのキャンペーン・プロジェクト
IBM® Marketing Operations システムが IBM Campaign と統合されている場合、キャンペーン・プロジェクトを作成できます。 - リンクされたキャンペーンの作成
プロジェクトのリンクされたキャンペーンを作成するには、事前にキャンペーンの開始日、キャンペーンの終了日、およびキャンペーンのセキュリティー・ポリシーをキャンペーン・プロジェクトに指定しておく必要があります。 - リンクされたキャンペーンの更新
TCS の外部にあるフィールドの値を変更するときには、リンクされたキャンペーンを更新する必要があります。 - ターゲット・セル・スプレッドシート
キャンペーンのすべてのターゲット・セルおよびコントロール・セルを定義し、ターゲット・セル・スプレッドシートにオファーを割り当てます。TCS には、キャンペーン全体のすべてのセル定義が含まれていなければなりません。 - 以下の公開: TCS
TCS のセル定義およびオファーの割り当てを Campaign で使用可能にするには、その TCS を公開する必要があります。TCS のデータに更新を加えたときには、必ずその TCS を再度公開して、それらの変更内容が Campaign に表示されるようにする必要があります。 - IBM Campaign のキャンペーンへのアクセス
Marketing Operations から、リンクされたキャンペーンにアクセスすることができます。 - 以下でセル・ステータス・データを更新: TCS
セル・ステータスを更新すると、TCS 内のセルの実行結果が、Campaign から Marketing Operations にインポートされます。セル・ステータスを更新したときに、Marketing Operations は最新の実行結果をインポートします。前回の実行の結果は、消失して修復不能になります。 - フローチャートの管理
IBM Campaign のフローチャートでは、キャンペーン・ロジックを定義します。キャンペーンに含まれる各フローチャートは、お客様の顧客データベースやフラット・ファイルに保管されているデータに対して、一連のアクションを実行します。 - TCS approval
IBM Marketing Operations と IBM Campaign の統合システムでは、キャンペーン・プロジェクト・テンプレートにおいて、実稼働モードによるフローチャートの実行前に (ターゲット・セル・スプレッドシート) TCS 承認を求めることができます。テンプレートで「承認が必要」を選択した場合は、TCS のすべての行が承認されてからでなければ、フローチャートを実稼働モードで実行できません。このフローチャートを実稼働モードで実行しており、このフローチャートに関連付けられている TCS の 1 つ以上の行が承認されていないと、Campaign はエラーを生成します。 - フローチャートのテストと実行
フローチャート全体、ブランチ、またはフローチャート内の個々のプロセスについて、テスト実行または実稼働実行を行うことができます。また、フローチャートを検証することもできます。最良の結果を得るためには、逐次、エラーをトラブルシューティングできるように、フローチャートを作成しながらテスト実行と検証を行います。テスト実行または実稼働実行を行う際、および検証を実行する際には、その前に必ず各フローチャートを保存してください。 - キャンペーンからのメトリックのインポート
キャンペーン・プロジェクトに「追跡」タブがある場合、テンプレート作成者が Campaign 内のコンタクトおよびレスポンスのメトリックと、Marketing Operations 内のメトリックをマップしています。メトリック・データをキャンペーン・プロジェクトにインポートできます。 - 統合レポート
「Marketing Operations and Campaign 統合」レポート・パックがインストールされると、以下のレポートが使用可能になります。