拡張イベント・パターン機能の仕組み

Interact Advanced Patterns との統合が実装されると、パターンが入力イベントと条件を比較する時間枠がより高度になった、全部で 3 つの標準イベント・パターンを構成できます。

次の追加オプションが各基本イベント・パターンで使用可能です。

2 つの新しい時間枠オプションを 3 つの標準パターンのそれぞれに追加することにより、これは 6 つのパターン・オプションを Interact 実装に効率的に追加します。

周期期間

周期期間オプションの時間枠は、「イベントは次の範囲内に発生する必要があります」 time spanラベルのあるフィールドに指定した値によって決まります。

周期期間を使用しているパターンが配置されると、そのパターン条件に一致するイベントは指定した時間枠内に発生する必要があります。この時間枠は時間が経っても同じままです。時間枠が 7 日に設定されると、7 日が維持されます。イベントはタイムスタンプに基づき、時間が経って無効になるまで、パターン条件に対し評価のために保持されます。

次の図は、周期期間オプションの仕組みを示しています。

周期期間オプションの仕組み。

例えば、製品 X の Web ページを 3 日間に 2 回表示する顧客にオファーを作成するとします。次のように対話式チャネルを構成します。

  • 製品 X のページを表示する顧客の ID を取得するイベントを対話式チャネルに設定します。
  • イベントを使用する、周期期間のカウンター・イベント・パターンを追加します。

    「パターン」タブで、イベントを選択して「イベントは次の範囲内に発生する必要があります」フィールドを 3 日に設定します。

    「アクション」タブで、「再セグメンテーションのトリガー」アクションを有効にします。

  • イベントを使用して動作がパターンに合う顧客のセグメントを取得する対話式フローチャートを構成します。
  • 適切なオファーを作成する対話方法を定義します。
  • 対話式チャネルを配置します。

期間指定

期間指定オプションの時間枠は、「イベントは次の範囲内に発生する必要があります」 time spanラベルのあるフィールドに指定した値によって決まります。

期間指定を使用しているパターンが配置されると、そのパターン条件に一致するイベントは指定した時間枠内に発生する必要があります。この時間枠は時間が経っても同じままです。時間枠が 7 日に設定されると、7 日が維持されます。イベントは時間が経って無効になるか、またはタイムスタンプに基づき、パターンの一部として評価されるために保持されます。

期間指定オプションには、true 状態が保持される延長期間も含まれます。期間指定オプションを使用するパターンの場合、すべての条件が満たされ、パターンの状態が false から true に変わると、延長期間が有効になります。

延長期間を設定するには、同じ 「TRUE 状態の追加期間:time span 」フィールドを使用します。延長期間を使用してパターンが true 状態を維持する期間を指定します。パターンの状態が true になるとすぐに、延長期間が開始し、新しい入力イベントは無視され、受信済みのイベントはドロップします。

延長期間が終了すると、パターンの状態は false になり、パターンは対象となるイベントのリスニングを開始します。

次の図は、期間指定オプションの仕組みを示しています。

期間指定オプションの仕組み。

例えば、製品 X の Web ページを 3 日間に 2 回表示する顧客にオファーを作成し、 この顧客へのさらなるコンタクトを追加で 7 日間控えて、コンタクトの負担を避けることにします。次のように対話式チャネルを構成します。

  • 製品 X のページを表示する顧客の ID を取得するイベントを対話式チャネルに設定します。
  • イベントを使用する、期間指定のカウンター・イベント・パターンを追加します。

    「パターン」タブで、イベントを選択して「イベントは次の範囲内に発生する必要があります」フィールドを 3 日に設定し、「TRUE 状態の追加期間」フィールドを 7 日に設定します。

    「アクション」タブで、「再セグメンテーションのトリガー」アクションを有効にします。

  • イベントを使用して動作がパターンに合う顧客のセグメントを取得する対話式フローチャートを構成します。
  • 適切なオファーを作成する対話方法を定義します。
  • 対話式チャネルを配置します。