MIN マクロ

MIN マクロは IBM® Campaign および IBM Interact で使用可能です。

構文

MIN(data [, keyword])

パラメーター

data

最小値を計算する数値。これは定数値、列、セル範囲、またはこれらのいずれかに評価される式になります。data のフォーマット定義については、このガイドの IBM 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。

keyword

このオプションのキーワードは、入力データ範囲に対して行われる計算方法を指定します。次のいずれかを選択します。

ALL - data のすべてのセルに計算を行います (デフォルト)。

COL - 以下の各列に別々に計算を行います: data

ROW - 以下の各列に別々に計算を行います: data

キーワードの使用法について詳しくは、DATEを参照してください。

注: 多数のマクロ関数は、キーワード・パラメーター {ALL | COL | ROW} をとります。 IBM Campaign では、入力データが常に単一の列またはフィールドであるため、これらのキーワードは適用されません。マクロは常に、COL キーワードが指定されているように振る舞います。したがって、 IBM Campaign を使用するときには、これらのキーワードを指定する必要はありません。

説明

MIN は、指定されたデータ範囲のすべてのセルの最小値を計算します。最小値を含む列 1 つを戻します。

TEMP = MIN(V1)

V1 列の最小値である単一値を含む新しい列を TEMP という名前で作成します。

TEMP = MIN(V1:V3)

V1V2V3 の各列の最小値である単一値を含む新しい列を TEMP という名前で作成します。

TEMP = MIN(V1[10:20])

V1 列の 10 から 20 行のセルの最小値である単一値を含む新しい列を TEMP という名前で作成します。

TEMP = MIN(V1[1:5]:V4)

V1 から V4 列の 1 から 5 行のセルの最小値である単一値を含む新しい列を TEMP という名前で作成します。

TEMP = MIN(V1:V3, COL)

TEMPVX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。TEMP 列の単一値は V1 列の最小値であり、VX 列の単一値は V2 列の最小値であり、VY 列の単一値は V3 列の最小値です。

TEMP = MIN(V1[1:5]:V3, COL)

新しい列を 3 つ、それぞれに単一値を含めて TEMPVXVY という名前で作成します。TEMP 列の値は V1 列の 1 から 5 行のセルの最小値であり、VX 列の値は V2, 列の 1 から 5 行のセルの最小値であり、VY 列の値は V3 列の 1 から 5 行のセルの最小値です。

TEMP = MIN(V1:V3, ROW)

各セル項目が V1V2、および V3 列の対応する行の最小値である新しい列を TEMP という名前で作成します。

TEMP = MIN(V1[10:20]:V3, ROW)

V1 から V3 列の 1 行目から 5 行目にある値の最小値が最初の 11 個のセルに含まれる新しい列を TEMP という名前で作成します。TEMP の他のセルは空です。

関連関数

機能 説明
MAX セルの範囲の最大値を計算します
MAX_TO_INDEX 指定された列の各行の最大値の列指標を戻します