「IMG」タグおよび「A」タグの HTTP 要求パラメーター
エンド・ユーザーが Message Connector でエンコードされた IMG タグを含む E メールを開いたため、あるいは、エンド・ユーザーが A タグをクリックスルーしたために、Message Connector が要求を受け取った場合、その要求に含まれるパラメーターは解析され、適切なオファー・データが返されます。このセクションでは、要求 URL (IMG タグ (E メールのオープン時にタグ付きイメージが表示されたときに自動でロードされる) または A タグ (E メールを表示しているユーザーが指定されたサイトにリンクされているメッセージをクリックスルーしたときにロードされる)) に含めることができるパラメーターのリストを示します。
パラメーター
Message Connector は要求を受け取ると、その要求に含まれるパラメーターを解析します。これらのパラメーターには、次のいずれかまたはすべてが含まれます。
パラメーター名 | 説明 | 必須かどうか | デフォルト値 |
---|---|---|---|
msgId | E メールまたは Web ページの固有 ID。 | はい | なし。これは、タグを含む E メール・メッセージまたは Web ページの固有インスタンスを作成するシステムによって提供されます。 |
linkId | この E メールまたは Web ページ内のリンクの固有 ID。 | はい | なし。これは、タグを含む E メール・メッセージまたは Web ページの固有インスタンスを作成するシステムによって提供されます。 |
audienceLevel | この通信の受信者が属するオーディエンス・レベル。 | いいえ | MessageConnectorConfig.xml ファイルにある audienceLevels 要素にデフォルトとして指定される audienceLevel。 |
ic | ターゲット対話式チャネル (IC) の名前 | いいえ | MessageConnectorConfig.xml ファイルの defaultParameterValues セクションにある interactiveChannel 要素の値 (デフォルトは「interactiveChannel」)。 |
ip | 該当するインタラクション・ポイント (IP) の名前 | いいえ | MessageConnectorConfig.xml ファイルの defaultParameterValues セクションにある interactionPoint 要素の値 (デフォルトは「headBanner」)。 |
offerImageUrl | メッセージ内にある IMG URL のターゲット・オファー・イメージの URL。 | いいえ | なし。 |
offerImageUrlAttr | ターゲット・オファー・イメージの URL を含む、オファー属性の名前 | いいえ | MessageConnectorConfig.xml ファイルの defaultParameterValues セクションにある imageUrlAttribute 要素の値。 |
offerLandingPageUrl | ターゲット・オファーに対応するランディング・ページの URL。 | いいえ | なし。 |
offerLandingPageUrlAttr | ターゲット・オファーに対応するランディング・ページの URL を含む、オファー属性の名前。 | いいえ | MessageConnectorConfig.xml ファイルの defaultParameterValues セクションにある landingPageUrlAttribute 要素の値。 |
contactEvent | コンタクト・イベントの名前。 | いいえ | MessageConnectorConfig.xml ファイルの defaultParameterValues セクションにある contactEventName 要素の値 (デフォルトは「contact」)。 |
responseEvent | 承認イベントの名前。 | いいえ | MessageConnectorConfig.xml ファイルの defaultParameterValues セクションにある acceptEventName 要素の値 (デフォルトは「accept」)。 |
debug | デバッグ・フラグ。このパラメーターは、トラブルシューティングのために IBM® テクニカル・サポートから指示を受けた場合にのみ、「true」に設定します。 | いいえ | MessageConnectorConfig.xml ファイルの defaultParameterValues セクションにある debugFlag 要素の値 (デフォルトは「false」)。 |
<audience id> | このユーザーのオーディエンス ID。このパラメーターの名前は構成ファイルに定義されています。 | はい | なし。 |
Message Connector が認識できない (つまり、上記リストに表示されていない) パラメーターを受け取ると、そのパラメーターは以下の考えられる 2 つの方法のいずれかで処理されます。
認識できないパラメーター (例えば、attribute="attrValue" などの「attribute」) が指定されており、「Type」という単語が付加された同じ名前の一致するパラメーター (例えば、attributeType="string" などの「attributeType」) がある場合、Message Connector は一致する Interact パラメーターを作成し、それを Interact ランタイムに渡します。
Type パラメーターの値は以下のいずれかを指定できます。
- ストリング
- 数値
- 日時
タイプ「datetime」のパラメーターについて、Message Connector は「Pattern」という単語が付加された同じ名前のパラメーター (「attributePattern」など) も検索します (値の形式が有効な日付/時刻の場合)。例えば、パラメーター attributePattern="MM/dd/yyyy" を指定できます。
「datetime」のパラメーター・タイプを指定しても、一致する日付パターンを指定しないと、Interact サーバー上の Message Connector 構成ファイル (<installation_directory>/msgconnector/config/MessageConnectorConfig.xml にあります) に指定されている値が使用されます。
- 認識できないパラメーターが指定されており、一致する Type 値がない場合、Message Connector はそのパラメーターをターゲット・リダイレクト URL に渡します。
認識できないすべてのパラメーターについて、Message Connector はそれらのパラメーターの処理も保存も行わずに、Interact ランタイム・サーバーに渡します。
Message Connector コードの例
以下の A タグには、E メール・メッセージに表示される可能性のある一連の Message Connector リンクの例が含まれています。
<a href="http://www.example.com/MessageConnector/offerClickthru.jsp?msgId=234
&linkId=1&userid=1&referral=xyz">
<img src="http://www.example.com/MessageConnector/offerImage.jsp?msgId=234&linkId=1
&userid=1&incomeCode=3&incomeType=numeric"/>
</a>
この例の IMG タグの場合、E メール・メッセージが開かれたときに自動的にロードされます。指定されたページからイメージを取得することで、メッセージは固有のメッセージ ID (msgID)、固有のリンク ID (linkID)、および固有のユーザー ID (userid) のパラメーターを、渡す必要がある 2 つの追加パラメーター (incomeCode および incomeType) と共に Interact ランタイムに渡します。
A タグには、E メール・メッセージのオファー・イメージをクリック可能なリンクに変える HREF (ハイパーテキスト参照) 属性が示されます。メッセージのビューアーがイメージを見てすぐにランディング・ページにクリックスルーした場合、固有のメッセージ ID (msgId)、リンク ID (linkId)、およびユーザー ID (userid) が、ターゲット・リダイレクト URL に渡される 1 つの追加パラメーター (referral) と共にサーバーにパススルーされます。