スタンドアロン ETL プロセスの実行

サーバー上で起動されたスタンドアロン ETL プロセスは、停止されるまでバックグラウンドで継続的に実行されます。プロセスはその動作中に、Marketing Platform 構成プロパティーでの指示に従って、頻度やデータベース接続などの詳細を判別します。

始める前に

スタンドアロン ETL プロセスを実行する前に、以下のタスクを完了済みであることを確認してください。
  • Interact 管理者ユーザー役割の権限を持っている必要があります。
  • サーバーにプロセスをインストールして、サーバーと Marketing Platform の両方で、目的の構成に合わせてファイルを正しく構成しておく必要があります。
注:

米国英語以外の言語の Microsoft Windows で ETL プロセスを実行する場合は、コマンド・プロンプトで chcp を使用して、使用する言語に対応したコード・ページを設定してください。例えば、次のコードを使用できます。ja_jp=932、zh_cn=936、ko_kr=949、ru_ru=1251、および de_de、fr_fr、it_it、es_es、pt_br の場合は 1252 を使用します。文字が正しく表示されるように、ETL プロセスを起動する前に Windows コマンド・プロンプトで chcp コマンドを使用してください。

このタスクについて

スタンドアロン ETL プロセスがインストールされて構成されていれば、いつでもプロセスを起動できます。

手順

  1. ETL プロセスがインストールされているサーバーで、コマンド・プロンプトを開きます。
  2. ETL プロセス用の実行可能ファイルが含まれる <Interact_home>/PatternStateETL/bin ディレクトリーに移動します。
  3. command.bat ファイル (Microsoft Windows の場合) または command.sh ファイル (UNIX 系オペレーティング・システムの場合) を、以下のパラメーターを指定して実行します。
    • -u <username>。この値は、有効な Marketing Platform ユーザーでなければなりません。 また、ETL プロセスが使用する TargetDS データ・ソースおよび RuntimeDS データ・ソースに対するアクセス権限を指定してそのユーザーを構成しておく必要があります。

    • -p <password><password> を、指定したユーザーに対応するパスワードに置き換えます。このユーザーのパスワードがブランクの場合は、-p "" のように二重引用符を 2 つ指定します。コマンド・ファイルを実行する際のパスワードはオプションです。コマンドでパスワードを省略した場合は、コマンドが実行されるときにパスワードの入力を求めるプロンプトが出されます。

    • -c <profileName><profileName> を、Marketing Platform で作成した Interact | PatternStateETL 構成で指定した名前と厳密に一致する名前に置き換えます。

      ここで入力する名前は、構成を作成したときに「新しいカテゴリー名」フィールドで指定した値と一致しなければなりません。

    • start。プロセスを開始するには start コマンドが必要です。

    したがって、プロセスを停止するための完全なコマンドは、次の形式になります。

    command.bat -u <username> -p <password> -c <profileName> start

タスクの結果

スタンドアロン ETL プロセスが実行され、プロセスを停止するかサーバーが再始動されるまで、バックグラウンドで実行し続けます。

注:

初めてプロセスを実行するときは、イベント・パターン・データが累積しているため、実行にかなりの時間を要する場合があります。その後のプロセス実行では、イベント・パターン・データの最新のセットのみが処理されるので、完了までそれほど時間はかかりません。

なお、次の例のように、command.bat ファイルまたは command.sh ファイルに help 引数を指定することにより、すべての使用可能オプションを確認することもできます。

command.bat help