イベント・パターン ETL プロセス

大量の IBM® Interact イベント・パターン・データを処理し、そのデータを照会やレポート作成目的で使用できるようにするには、最適パフォーマンスが得られるように、スタンドアロン ETL (抽出、変換、およびロード) プロセスを、サポートされるサーバーにインストールします。

Interact で、任意の AudienceID のイベント・パターン・データはすべて、ランタイム・データベース表に単一のコレクションとして保管されます。AudienceID およびパターン状態情報は、バイナリー・ラージ・オブジェクト (BLOB) として保管されます。イベント・パターンに基づいて SQL 照会またはレポート作成を実行する場合、オブジェクトをターゲット・データベースのテーブルに分けるには、この新しい ETL プロセスが必要です。これを行うために、スタンドアロンの ETL プロセスは、Interact ランタイム・データベース表からイベント・パターン・データを取り、指定したスケジュールでそれを処理して、ターゲット・データベースに保管し、SQL 照会または追加のレポート作成で使用できようにします。

ターゲット・データベースへのイベント・パターン・データの移動と変換に加えて、スタンドアロン ETL プロセスは、ターゲット・データベース内のデータを Interact ランタイム・データベース内の最新情報に同期させることも行います。例えば、Interact ランタイム内のイベント・パターンを削除した場合、そのイベント・パターンの処理済みデータは、ETL プロセスの次回実行時にターゲット・データベースから削除されます。イベント・パターン状態情報も最新に保たれます。したがって、ターゲット・データベースに保管されているイベント・パターンに関する情報は、単に現行データであり、ヒストリカル情報ではありません。