プロファイル・データベース

プロファイル・データベースの内容は、対話式フローチャートと Interact API を構成するために必要なデータに完全に依存します。Interact では各データベースに特定のテーブルまたはデータを含んでいることが必要または推奨されます。

プロファイル・データベースには以下を含める必要があります。

  • 対話式チャネルでマップされたすべてのテーブル。

    これらのテーブルには、対話式フローチャートを実稼働で実行するために必要なすべてのデータを含める必要があります。これらのテーブルをフラット化し、簡素化して、適切に索引付けする必要があります。ディメンション・データへのアクセスにはパフォーマンス・コストが発生するため、できるだけ非正規化スキーマを使用する必要があります。最低でも、オーディエンス・レベル ID フィールドのプロファイル・テーブルには索引を付ける必要があります。ディメンション・テーブルから取り出された他のフィールドがある場合は、データベースからの取り出し時間を短縮させるために、これらのフィールドに適切に索引を付ける必要があります。プロファイル・テーブルのオーディエンス ID は、Campaign に定義されているオーディエンス ID と一致する必要があります。

  • enableScoreOverrideLookup 構成プロパティーを true に設定する場合は、少なくとも 1 つのオーディエンス・レベルのスコア・オーバーライド・テーブルを含める必要があります。このスコア・オーバーライド・テーブルの名前は scoreOverrideTable プロパティーを指定して定義します。

    スコア・オーバーライド・テーブルには、個々の顧客とオファーのペアを含めることができます。サンプルのスコア・オーバーライド・テーブル UACI_ScoreOverride は、プロファイル・データベースに対して aci_usrtab SQL スクリプトを実行することで作成できます。「オーディエンス ID」列のこのテーブルにも索引を付ける必要があります。

    enableScoreOverrideLookup プロパティーを false に設定する場合は、スコア・オーバーライド・テーブルを含める必要はありません。

  • enableDefaultOfferLookup 構成プロパティーを true に設定する場合は、グローバル・オファー・テーブル (UACI_DefaultOffers) を含める必要があります。グローバル・オファー・テーブルは、プロファイル・データベースに対して aci_usrtab SQL スクリプトを実行することで作成できます。

    グローバル・オファー・テーブルにはオーディエンスとオファーのペアを含めることができます。

  • enableOfferSuppressionLookup プロパティーを true に設定する場合は、少なくとも 1 つのオーディエンス・レベルのオファー非表示テーブルを含める必要があります。オファー非表示テーブルの名前は、offerSuppressionTable プロパティーを指定して定義します。

    オファー非表示テーブルにはオーディエンス・メンバーに対して非表示の各オファーの行を含めることができますが、すべてのメンバーに対して入力する必要はありません。サンプルのオファー非表示テーブル UACI_BlackList は、プロファイル・データベースに対して aci_usrtab SQL スクリプトを実行することで作成できます。

    enableOfferSuppressionLookup プロパティーを false に設定する場合は、スコア・オーバーライド・テーブルを含める必要はありません。

これらのテーブルのいずれかに大容量データがある場合は、パフォーマンスが低下する可能性があります。最良の結果を得るために、大容量データがある、実行時に使用されるテーブルのオーディエンス・レベル列に適切な索引を付けてください。

上記の構成プロパティーはすべて「Interact」 > 「プロファイル」または「Interact」>「プロファイル」>「オーディエンス・レベル」>「AudienceLevel」カテゴリーにあります。aci_usrtab SQL スクリプトは、ランタイム環境のインストール・ディレクトリーの ddl ディレクトリーにあります。

以下の図は、Aud1 オーディエンス・レベルと Aud2 オーディエンス・レベルのテスト実行データベースおよびプロファイル・データベースのテーブル例を示したものです。

テスト実行データベースとプロファイル・データベースのテーブル例