キャッシュ管理

多数のランタイム・サーバーを使用している大容量の Interact 環境で、キャッシュ管理ソフトウェアを使用して、サーバー間でランタイム・ロードを共有し、全体としてランタイム・サーバー・グループのリアルタイム・パフォーマンスを向上させることができます。IBM® Interact と共に提供されるキャッシュ管理ソリューションを使用可能にすると、ロード・バランサーの統御下にある複数のランタイム・サーバーを使用できます。ロード・バランサーはグループ内のランタイム・サーバー全体でワークロードのバランスを取り、セッション・アフィニティーと呼ばれるものを維持するのに役立ちます。これは、着信セッションがランタイム・サーバー A によって処理され、その後同じユーザーが追加の要求を発行するとき、それらの要求はサーバー A 上のセッションによって実行されることを意味しています。グループ内のランタイム・サーバー間で接続のバランスを取るこの方法は、パフォーマンスをかなり向上させることができますが、すべてのセッション情報がメモリーに維持されるため、いくつかの制限があります。各 Java 仮想マシン (JVM) のメモリー制限は、セッション情報を維持できる量を制限します。IBM Interact は、デフォルトで以下の 2 つのキャッシュ管理ソリューションをサポートします。

  • Ignite: これは Interact と共に提供される、メモリー中心の分散キャッシュ・ソリューションです。Ignite についての詳細は、次を参照してください https://apacheignite.readme.io/docs/what-is-ignite

  • Ehcache Interact のすべてのインストールに含まれている、オープン・ソースのキャッシング・ソリューション。Ehcache ソフトウェアについての詳細は、http://www.ehcache.org/documentation/ を参照してください。