IBM Interact イベント・パターン・レポート・テーブル

このセクションでは、IBM® Interact イベント・パターン・レポートのデータベース・スキーマ設計について説明します。イベント・パターン・レポートの実行時間を向上させるために、レポートは、集約されたデータを実行対象とするように設計されています。集約処理では、トランザクション ETL データを収集し、複数の異なるテーブルに保管します。レポートは、それらのテーブルに基づいて生成されます。集約データが保管されるそれらのテーブルについて、以下に説明します。

UARI_PATTERN_COUNTER

このテーブルには、「カウンター」パターン・タイプに関する集約データが保管されます。

フィールド タイプ 長さ NULL かどうか 説明
PATTERNID BIGINT     パターン ID
PATTERNSTATEINSTANCEIDS BIGINT     パターン状態インスタンスの数
タイプ INT     「カウンター」タイプの場合、タイプ-2
AUDIENCELEVEL VARCHAR(192)     オーディエンス・レベル
TOTALCOUNTSCORE BIGINT     合計カウント・スコア
EXPECTEDCOUNTSCORE BIGINT     パターンのトリガーを指示するために必要なカウント・スコア
COUNTSCORE BIGINT     イベント・ヒットのカウント・スコア
MINCOUNTSCORE BIGINT     最小カウント・スコア値
MINROW INT     パターンの最小カウント・データを示す行

UARI_PATTERN_MATCHALL

このテーブルには、「すべて一致」パターン・タイプに関する集約データが保管されます。

フィールド タイプ 長さ NULL かどうか 説明
PATTERNID BIGINT     パターン ID
PATTERNSTATEINSTANCEIDS BIGINT     パターン状態インスタンスの数
タイプ INT     「すべて一致」タイプの場合、タイプ-1
AUDIENCELEVEL VARCHAR(192)     オーディエンス・レベル
NOOFEVENTS BIGINT     このパターン状態インスタンスのイベント・ヒット数
TOTALEVENTS BIGINT     パターンのイベントの総数

UARI_PATTERN_WC

このテーブルには、「重みづけカウンター」パターン・タイプに関する集約データが保管されます。

フィールド タイプ 長さ NULL かどうか 説明
         
PATTERNID BIGINT     パターン ID
PATTERNSTATEINSTANCEIDS BIGINT     パターン状態インスタンスの数
タイプ INT     「重みづけカウンター」タイプの場合、タイプ-3
AUDIENCELEVEL VARCHAR(192)     オーディエンス・レベル
TOTALCOUNTSCORE BIGINT     合計カウント・スコア
EXPECTEDCOUNTSCORE BIGINT     パターンのトリガーを指示するために必要なカウント・スコア
COUNTSCORE BIGINT     イベント・ヒットのカウント・スコア

UARI_PATTERN_EVENTHITS

このテーブルには、パターンのイベント・ヒットに関する集約データが保管されます。

フィールド タイプ 長さ NULL かどうか 説明
PATTERNID BIGINT     パターン ID
EVENTID BIGINT     イベント ID
タイプ INT     以下のいずれかのタイプです。
  • 1 - すべて一致
  • 2 - カウンター
  • 3 - 重みづけカウンター
AUDIENCELEVEL VARCHAR(192)     オーディエンス・レベル
EVENTNAME VARCHAR(192)     イベント名
EVENTWEIGHT BIGINT     イベントの重みづけ
EVENTHITS BIGINT     このイベントのイベント・ヒット数

UARI_PROCESSED_PATTERNS

このテーブルは、パターンの処理をトラッキングし、パターンの処理時間を保管するためのものです。

フィールド タイプ 長さ NULL かどうか 説明
PATTERNID BIGINT     パターン ID
PROCESSEDTIME TIMESTAMP     このパターン ID における処理時間
REGENFLAG CHAR(1)     再生成フラグ:
  • Y - はい (集約のために処理する)
  • N - いいえ (集約のために処理しない)
RUNID BIGINT     実行 ID
PATTERNTYPE VARCHAR(2)     パターン・タイプ:
  • MA - すべて一致
  • C - カウンター
  • WC - 重みづけカウンター
PARALLEL_DEGREE INT     特定のパターン・タイプにおいて、同時に処理するパターンの数
PROCESS_FLAG CHAR(1)     集約の新規/差分パターンの処理フラグ:
  • N - 新規
  • U - 更新
  • D - 削除

UARI_DELTA_PATTERNS

このテーブルは、変更されるパターンのための更新/削除フラグを使用して ETL テーブルによって更新され、差分パターンの識別のために使用されます。

フィールド タイプ 長さ NULL かどうか 説明
PATTERNID BIGINT     パターン ID
UPDATEFLAG CHAR(1)     更新フラグ:
  • U - 更新
  • D - 削除
  • P - 処理
PATTERNTYPE VARCHAR(2)     パターン・タイプ:
  • MA - すべて一致
  • C - カウンター
  • WC - 重みづけカウンター

UARI_RUNS

このテーブルには、新規実行のたびに生成される実行 ID が保管されます。

フィールド タイプ 長さ NULL かどうか 説明
RUNID BIGINT     実行 ID

UARI_DELTA_REFRESH_LOG

このテーブルには、各々の実行の内容が記録されます。処理されたパターンの数を示します。また、実行中にエラーが発生した場合は、エラーも収集されます。

フィールド タイプ 長さ NULL かどうか 説明
RUNID BIGINT     実行 ID
OBJECT VARCHAR(100)     プロシージャーの名前
MESSAGE_LINE VARCHAR(1000)     実行に関する適切なメッセージ行
TOTALPATTERNS INT     処理されたパターンの総数
PATTERNID BIGINT     失敗したパターン ID
INSERTTIME TIMESTAMP     レコード作成時間
PARALLEL_DEGREE INT     特定のパターン・タイプにおいて、同時に処理するパターンの数

UARI_RUN_LOG

このテーブルには、UARI_Pattern_Lock テーブルのすべての実行履歴が記録されます。

フィールド タイプ 長さ NULL かどうか 説明
RUNID BIGINT     実行 ID
PATTERNTYPE VARCHAR(2)     パターン・タイプ
  • MA - すべて一致
  • C - カウンター
  • WC - 重みづけカウンター
ISLOCK CHAR(1)    
  • Y - 集約は処理中/失敗
  • N - 集約は完了/未開始
STARTTIME TIMESTAMP     集約実行の開始時刻
ENDTIME TIMESTAMP     集約実行の終了時刻
PARALLEL_DEGREE INT     特定のパターン・タイプにおいて、同時に処理するパターンの数
DBMS_JOBID BIGINT     データベース・ジョブ ID

UARI_PATTERNSTATE_INFO

このマテリアライズ・ビューは、対話式チャネル (IC) およびカテゴリーの各パターンに関する状態およびオーディエンス・レベル情報を取得するためのものです。Oracle および DB2 専用です。Microsoft SQL Server はマテリアライズ・ビューをサポートしていないため、このビューは Microsoft SQL Server DDL スクリプトには含まれていません。

フィールド タイプ 長さ NULL かどうか 説明
PATTERNID INT64   このパターンの ID。
PATTERNNAME VARCHAR 64 パターンの名前。任意のテキスト文字 (名前に用いることが一般的に禁止されている特殊文字は除く) を使用できます。
CATEGORYID INT64   パターンが含まれるカテゴリーの固有 ID。生成値の internalIDLowerLimit 構成パラメーター値から internalIDUpperLimit 構成パラメーター値までの範囲内の、グローバルに一意の正整数でなければなりません。
CATEGORYNAME VARCHAR 64 カテゴリーの名前。任意のテキスト文字 (名前に用いることが一般的に禁止されている特殊文字は除く) を使用できます。
ICID INT64   パターンが属する Interact チャネルの固有 ID。生成値の internalIDLowerLimit 構成パラメーター値から internalIDUpperLimit 構成パラメーター値までの範囲内の、グローバルに一意の正整数でなければなりません。
ICNAME VARCHAR   パターンが属する Interact チャネルの名前。
タイプ INT32   パターンのタイプ。
STATE INT32   PatternID が示すパターンの現在の状態。以下のいずれかの値です。
  • 1: パターン起動済み
  • 0: 起動されていない
  • -1: 期限切れ
  • -2: 使用不可
AUDIENCELEVEL VARCHAR 128 このパターン状態インスタンスに関連付けられたオーディエンス・レベル。生成値の internalIDLowerLimit 構成パラメーター値から internalIDUpperLimit 構成パラメーター値までの範囲内の、グローバルに一意の正整数でなければなりません。

UARI_PATTERN_INFO

このビューは、集約処理の処理時間とともに、状態およびオーディエンス・レベル情報を取得するためのものです。

フィールド タイプ 長さ NULL かどうか 説明
PATTERNID INT64   このパターンの ID。
PATTERNNAME VARCHAR 64 パターンの名前。任意のテキスト文字 (名前に用いることが一般的に禁止されている特殊文字は除く) を使用できます。
CATEGORYID INT64   パターンが含まれるカテゴリーの固有 ID。生成値の internalIDLowerLimit 構成パラメーター値から internalIDUpperLimit 構成パラメーター値までの範囲内の、グローバルに一意の正整数でなければなりません。
CATEGORYNAME VARCHAR 64 カテゴリーの名前。任意のテキスト文字 (名前に用いることが一般的に禁止されている特殊文字は除く) を使用できます。
ICID INT64   パターンが属する Interact チャネルの固有 ID。生成値の internalIDLowerLimit 構成パラメーター値から internalIDUpperLimit 構成パラメーター値までの範囲内の、グローバルに一意の正整数でなければなりません。
ICNAME VARCHAR 64 パターンが属する Interact チャネルの名前。
タイプ INT32   パターンのタイプ。
STATE INT32   PatternID が示すパターンの現在の状態。以下のいずれかの値です。
  • 1: パターン起動済み
  • 0: 起動されていない
  • -1: 期限切れ
  • -2: 使用不可
AUDIENCELEVEL VARCHAR 128 このパターン状態インスタンスに関連付けられたオーディエンス・レベル。生成値の internalIDLowerLimit 構成パラメーター値から internalIDUpperLimit 構成パラメーター値までの範囲内の、グローバルに一意の正整数でなければなりません。
PROCESSEDTIME TIMESTAMP     パターン状態 ETL によってこのエントリーが処理された時刻。

UARI_PATTERN_LOCK

これは、システムで一度に 1 つだけ実行されるようにし、集約処理の並列度合いをトラッキングするためのテーブルです。

フィールド タイプ 長さ NULL かどうか 説明
RUNID BIGINT     実行 ID
PATTERNTYPE VARCHAR(2)     パターン・タイプ:
  • MA - すべて一致
  • C - カウンター
  • WC - 重みづけカウンター
ISLOCK CHAR(1)    
  • Y - 集約は処理中/失敗
  • N - 集約は完了/未開始
STARTTIME TIMESTAMP     集約実行の開始時刻。
ENDTIME TIMESTAMP     集約実行の終了時刻。
PARALLEL_DEGREE INT     特定のパターン・タイプにおいて、同時に処理するパターンの数。
DBMS_JOBID BIGINT     このフィールドにデータベース・ジョブ ID が入っている場合、これは DB ジョブの状況をチェックするためのものです。

UARI_TRIGGER_STATE

このビューは、現在のトリガー状態を検出するために使用します。

フィールド タイプ 長さ NULL かどうか 説明
TRIG_CONF      
  • 0 - トリガーは有効
  • 1 - トリガーは無効