対話式チャネルにインタラクション・ポイントのゾーンを追加する

訪問者のためにインタラクション・ポイントを定義する際、そのインタラクション・ポイントをゾーンに追加することによって、インタラクション・ポイントをより特化されたものにすることができます。各ゾーンには、訪問者に対してどのようにオファーを提示するかを決定する独自のルール・セットを設定できます。ゾーンを追加するには、「対話式チャネル」ウィンドウの「インタラクション・ポイント」タブにある「ゾーンの追加」アイコンを使用します。

手順

  1. 「インタラクション・ポイント」タブにある「ゾーンの追加」アイコンをクリックします。

    「ゾーンを追加/編集」ダイアログが表示されます。

  2. ゾーンの「名前」を入力します。
  3. ゾーンの「説明」を入力します。

    ここで入力した説明は、ゾーンが保存された後、「対話式チャネル」ウィンドウの「インタラクション・ポイント」タブに表示されます。

  4. オプション: 「拡張機能」リンクをクリックすると、ゾーンに適用可能な追加設定が表示されます。

    拡張機能を表示すると、追加または編集しようとしているゾーンについて以下の設定を行えます。

    「学習モード」セクションでは、作成または編集しているゾーンに学習を適用する際に使用するルールを指定します。以下のいずれかの設定を使用できます。

    • 「対話式チャネルから継承」は、デフォルトの設定です。Interact は、対話式チャネルに指定されている学習モードを使用します。

    • 「マーケティング担当者のスコアのみを使用」では、Interact は、オファーの重み付けに関するマーケティング担当者のスコアのみを使用します。

    • 「カスタム学習モデルを使用」では、カスタム学習モデルを使用します。使用するカスタム学習モデルは、ドロップダウンから名前で指定できます。この対話式チャネルにカスタム学習モデルが定義されていない場合、このオプションはグレー表示になり、選択できません。

    「このゾーンのルール・グループの場合、不均一な学習ルールを次の条件で解決します」。混合学習のシナリオで、オファーのソート方法が競合する状況 (一部のオファーは学習が有効なソースで推奨され、別のオファーは学習が無効なソースから推奨されている場合など) を処理します。例えば、それぞれのゾーンや処理ルール・グループごとに独自の学習ルールが定義できたり、処理ルール・グループに定義されるルールとゾーンに定義されるルールが異なっていたりすることがあるため、そのような競合を Interact にどのように解決させるかを決める条件をここで選択します。

    Interact では、グローバル、対話式チャネルごと、処理ルール・グループごと、ゾーンごとというように、いろいろなレベルで学習を有効または無効に設定できます。「このゾーンのルール・グループの場合、不均一な学習ルールを次の条件で解決します」セクションでは、競合の解決策として以下の方法が選択できます。

    • 「混合 - このゾーンに学習モードを使用 (デフォルト)」は、オファーの順序として、このゾーンに定義されている学習モードに応じてオファーが選択されることを示します。この選択は個別ルールの設定をオーバーライドします。

    • 「学習以外のオファーの優先順位付け」は、オファーの順序として、学習以外のオファーが最初に選択され、その後に学習ベースのオファーが選択されることを示します。

    • 「学習オファーの優先順位付け」は、オファーの順序として、学習オファーが最初に選択され、その後に学習ベースではないオファーが選択されることを示します。

    • 「学習以外のオファーの優先順位付け: 重複除外」は、「学習以外のオファーの優先順位付け」のオプションを選択した場合と同じ結果になりますが、学習ソースと学習以外のソースから同じオファーがあったときは、重複するオファーが除外されます。

    • 「学習オファーの優先順位付け: 重複除外」は、「学習オファーの優先順位付け」のオプションを選択した場合と同じ結果になりますが、学習ソースと学習以外のソースから同じオファーがあったときは、重複するオファーが除外されます。

    「ランダムのパーセント」。スコアを考慮せず、返されるオファーがランダムに選択される確率を指定します。また、Campaign | partitions | partition[n] | Interact | learningpercentRandomSelectionを使用すると、学習モジュールにランダム・オファーを提示させる時間の割合をグローバルに構成できます。ここで 「ランダムのパーセント」を設定すると、それによってグローバル構成がオーバーライドされます。

  5. 「保存して戻る」をクリックして「インタラクション・ポイント」タブに戻るか、または「保存して他を追加」をクリックしてインタラクション・ポイントの追加を続行します。

タスクの結果

ゾーンの名前または説明を編集するには、「インタラクション・ポイント」タブでゾーンの名前をクリックします。

ゾーンを削除するには、「インタラクション・ポイント」タブでゾーンの横にあるチェック・ボックスを選択し、「削除」アイコンをクリックします。処理ルールで使用されているゾーンは削除できません。

例えば、次のような 4 つのルール・グループを持つゾーンがあるとします。

  • ルール・グループ Group1 には、LM1 という名前の学習モジュールがあります。LM1 には、スコア 50% の offer1 とスコア 60% の offer2 が含まれています。

  • ルール・グループ Group2 には、学習モジュールがありません。

  • ルール・グループ Group3 は、ゾーンの継承です。

  • ルール・グループ Group4 には、スコア 65% の offer3 とスコア 45% の offer4 が含まれています。このルール・グループには、学習モデルは割り当てられていません。このルール・グループには、「マーケティング担当者のスコアのみを使用」のオプションが選択されています。

この例では、個々の特定ゾーンのオファーの中に、オファーを提示する前のスコアの評価で、構成に応じて学習を使用したり使用しなかったりするものが混在しています。いくつかのシナリオを以下のリストで説明します。

  • このゾーンに「混合 - このゾーンに学習モードを使用 (デフォルト)」を選択した場合、選択されるオファーの順序は、組み込みの学習スコアに関わらず、最もスコアの高い順に決定されます。前述のルール・グループを使用すると、順序は、重み 65% の Offer3、重み 60% の Offer2、重み 50% の Offer1、重み 40% の Offer4 となります。

  • ゾーンに「学習以外のオファーの優先順位付け」を選択した場合、オファーの順序は、学習のないオファーを先に選択することを基本として決定されます。したがって、この例のルール・グループを使用した場合の順序は、学習のない offer3、学習のない offer4、学習のある offer1、最後が offer2 となります。

  • このゾーンに「学習オファーの優先順位付け」を選択した場合、オファーの順序は、学習ありのオファーを先に選択するという基本に従って決定されます。したがって、この例のルール・グループを使用した場合の順序は、学習ありの offer1、学習ありの offer2、学習なしの offer3、最後が offer4 となります。

  • ゾーンに「学習以外のオファーの優先順位付け: 重複除外」を選択した場合は、「学習以外のオファーの優先順位付け」を選択した場合と同様の結果になります。ただし、重複するオファーは除外されます。

  • ゾーンに「学習オファーの優先順位付け: 重複除外」を選択した場合は、「学習オファーの優先順位付け」を選択した場合と同様の結果になります。ただし、重複するオファーは除外されます。

  • 「ランダムのパーセントとの関連」フィールドに値を指定した場合、優先度の高いオファー以外のオファーが、指定されたパーセンテージに従って優先順位付けされます。