Interact によるイベント・パターンの状態およびステータスの処理方法
イベント・パターンは、状態およびステータスを更新し、それを処理のためにランタイム環境に渡すことにより、訪問者のランタイム環境との対話式セッションに対応します。
Interact は、イベント・パターン情報を以下のようにロードし、追跡して保管します。
- セッションが開始されると、Interact は、現在の訪問者のオーディエンス ID と関連付けられている以前のイベント・パターン状態をロードしようとします (イベント・パターン状態が存在する場合)。
- セッション中にイベントが通知されると、Interact は、そのイベントを使用するすべてのイベント・パターンの状態およびステータスを更新します。(対話式フローチャートの実行中など) セッション中にイベント・パターンが使用されると、イベント・パターンのステータスが取得され、更新されます。
- セッションが終了すると、ステータスは保管されるか破棄されます。オーディエンス ID がプロファイル・データ・ソースから分かる場合は、その訪問者のオーディエンス ID と関連付けられているすべての更新済みイベント・パターンのステータスが保管されます。分からない場合、イベント・パターンの状態は破棄されます。
不明なオーディエンス ID の状態の保管
デフォルトでは、不明なユーザーのイベント・パターンの状態は、セッション終了時に破棄されます。このデフォルトを変更するには、以下の値のいずれかを TRUE に設定します。
- 構成プロパティー interact | services | eventPattern | persistUnknownUserStates
- セッション・パラメーター UACISavePatternStates
セッション中にオーディエンス ID が変更される場合
セッションの途中でオーディエンス ID が変更されると、Interact は新しいオーディエンス ID の保存済みイベント・パターン状態をロードしようとします。
状況によっては、オーディエンス ID がセッション中に不明から既知に変わることがあります。例えば、Web サイトに入ってカートにアイテムを追加した後に、ログインして注文する人がいるかもしれません。このような場合は、最初のオーディエンス ID に属するイベント・アクティビティーを、新しいオーディエンス ID に属するイベント・アクティビティーにマージすることができます。ステータスをマージするには、以下の値のいずれかを TRUE に設定する必要があります。
- 構成プロパティー interact | services | eventPattern | persistUnknownUserStates
- セッション・パラメーター UACISavePatternStates
イベント・パターンの状態およびステータスはセッションとは無関係
イベント・パターンの状態およびステータスは、訪問者のオーディエンス ID 別に保管されます。あるユーザー・セッションのイベント・アクティビティーは、オーディエンス ID が一致する別のセッションに反映されます (イベントの発生時にそれらの両方のセッションがアクティブであることが必要)。