Interact アップグレード・ツールの実行

設計時環境用のアップグレード・ツールを実行し、Campaign システム・テーブルの Interact テーブルを更新します。ランタイム環境用のアップグレード・ツールを実行し、Interact ランタイム・テーブル、学習テーブル、コンタクト履歴テーブル、レスポンス履歴テーブル、およびユーザー・プロファイル・テーブルを更新します。

設計時環境用のアップグレード・ツールの実行

始める前に

アップグレード・ツールを実行する前に、ターゲット・システムで Web アプリケーション・サーバーを始動しておきます。

このタスクについて

Interact 設計時環境は、Campaign システム・テーブルをデータベースとして使用します。

設計時環境用のアップグレード・ツールを実行する場合、アップグレード中に abort とプロンプトに入力するといつでも停止できます。

アップグレード・ツールを実行するユーザーには、Campaign システム・テーブルのデータ・ソース用の該当するデータベース・クライアントの実行可能ファイル (sqlplusdb2、または osql) に対するアクセス権がなければなりません。

最新バージョンのアップグレード・ツール (aciUpgradeTool) は、Interact 設計時環境インストールの /interactDT/tools/upgrade ディレクトリーにあります。要求される情報をプロンプトで入力し、新規バージョンの Interact 用にシステム・テーブルをアップグレードします。ツールが正常に完了したら、アップグレード・プロセスは完了です。

パーティションが複数存在する場合、アップグレード・ツールがそれぞれのパーティションに対して 1 回実行されるように構成します。

ランタイム環境用のアップグレード・ツールの実行

始める前に

アップグレード・ツールを実行する前に、ターゲット・システムで Web アプリケーション・サーバーを始動しておきます。

このタスクについて

Interact ランタイム環境は、Interact システム・テーブルをデータベースとして使用します。

ランタイム環境用のアップグレード・ツールを実行する場合、アップグレード中に abort とプロンプトに入力するといつでも停止できます。

最新バージョンのアップグレード・ツールは、Interact ランタイム環境インストールの /tools/upgrade ディレクトリーにあります。要求される情報をプロンプトで入力し、新規バージョンの Interact のテーブルをアップグレードします。ツールが正常に完了したら、アップグレード・プロセスは完了です。

重要: この SQL スクリプト/アップグレード・ツールは、それぞれのサーバー・グループに 1 回実行します。

Interact ランタイム環境をアップグレードするには、ツールを以下の順序で実行します。

手順

  1. aciUpgradeTool_runtab を実行して、systemTablesDataSource および Interact ランタイム構成プロパティーを更新します。
  2. 組み込み学習を使用する場合、aciUpgradeTool_lrntab を実行して learningTablesDataSource を更新します。
  3. クロスセッション・レスポンス・トラッキングを使用する場合、必要に応じて /tools/upgrade/conf/ACIUpgradeTaskList_crhtab.properties ファイルを変更し、その後 aciUpgradeTool_crhtab を実行して contactAndResponseHistoryDataSource を更新します。

    ACIUpgradeTaskList_crhtab.properties ファイルを変更する必要があるのは、Interact バージョン 8.x からアップグレードしている場合で、Interact ランタイム・データ・ソース (Interact | 全般カテゴリーの contactAndResponseHistoryDataSource 構成プロパティーで指定) が Campaign システム・テーブルのデータ・ソースと同じではない場合です。

  4. scoreOverride テーブルまたは defaultOffers テーブルを使用する場合、aciUpgradeTool_usrtab を実行して prodUserDataSource を更新します。