Interact システム・ユーザーの作成

Interact ランタイム環境ユーザーは、Interact ランタイム・サーバーで作業し、構成データを設計時環境からランタイム環境に送信します。Interact 設計時環境ユーザーは、対話式フローチャートを編集できます。

Interact には、以下のタイプのシステム・ユーザーがあります。

  • ランタイム環境ユーザーは、Interact ランタイム・サーバーで作業するように構成される IBM® ユーザー・アカウントです。ユーザーは設計時環境からランタイム環境に対話構成および配置データを送ることができる必要があります。
  • 設計時環境ユーザーは、Campaign ユーザーです。「IBM Campaign 管理者ガイド」の説明に従って、設計チームのさまざまなメンバーのセキュリティーを構成します。

ランタイム環境ユーザー

Interact ランタイム・ユーザー・アカウントは、内部ユーザー・アカウントでなければなりません。

設計時環境からランタイム環境に Interact 構成データを送るユーザーは、IBM Marketing Software ユーザーとしてログインする必要があります。内部ユーザー・アカウントは、Interact ランタイム・サーバーが従属する Marketing Platform のインスタンスに存在している必要があります。

同じサーバー・グループに属するすべての Interact サーバーは、ランタイム配置のユーザー資格情報を共有する必要があります。Interact サーバーごとに個別の Marketing Platform インスタンスがある場合、同じユーザー・ログイン名とパスワードのアカウントをそれぞれの Marketing Platform インスタンスに対して作成する必要があります。

JMXMP プロトコルを使用する JMX モニターのセキュリティーを有効にする場合、JMX モニター・セキュリティー用に別のユーザーが必要になる場合があります。

設計時環境ユーザー

Interact 設計時環境ユーザーの構成は、「IBM Campaign 管理者ガイド」の説明に従って、Campaign ユーザーを構成するのと同じ方法で行います。

Interact 設計時環境ユーザーがフローチャートを編集するために Campaign ユーザーのすべての権限が付与されるように構成する必要があります。

対話式フローチャートの編集権限を持つ Campaign ユーザーのために、Interact テスト実行テーブルのデータ・ソース資格情報をアカウントに保管する必要があります。

以下の表に、Campaign ユーザーがキャンペーン、チャネル、およびフローチャートを編集するために必要な権限に関する情報を示します。

表 1. 設計時環境ユーザーの権限
カテゴリー 権限

キャンペーン

以下のリストに、ユーザーがキャンペーンを変更するために必要な権限に関する情報を示します。

  • キャンペーン対話方法の表示 - キャンペーンの対話方法タブを表示することができます。ただし、編集することはできません。
  • キャンペーン対話方法の編集 - 対話方法タブを変更することができます (処理ルールを含みます)。
  • キャンペーン対話方法の削除 - 対話方法タブをキャンペーンから削除できます。対話方法タブが対話式チャネルに既に割り当てられていて、その対話式チャネルが配置されている場合、その対話方法タブの削除は制限されます。
  • キャンペーン対話方法の追加 - 新規対話方法タブをキャンペーンに作成できます。
  • Initiate キャンペーン対話方法配置 - 対話方法タブに配置または配置解除のマークを付けることができます。

対話式チャネル

以下のリストに、ユーザーが対話式チャネルを変更するために必要な権限に関する情報を示します。

  • 対話式チャネルの配置 - 対話式チャネルを Interact ランタイム環境に配置できます。
  • 対話式チャネルの編集 - 対話式チャネルを変更できます。
  • 対話式チャネルの削除 - 対話式チャネルを削除できます。対話式チャネルが既に配置されている場合、対話式チャネルの削除は制限されます。
  • 対話式チャネルの表示 - 対話式チャネルを表示できます。ただし、編集することはできません。
  • 対話式チャネルの追加 - 新規対話式チャネルを作成できます。
  • 対話式チャネル・レポートの表示 - 対話式チャネルの「分析」タブを表示できます。
  • 対話式チャネルの子オブジェクトの追加 - インタラクション・ポイント、ゾーン、イベント、およびカテゴリーを追加できます。

セッション

以下のリストに、ユーザーがフローチャートを変更するために必要な権限に関する情報を示します。

  • 対話式フローチャートの表示 - 対話式フローチャートをセッションに表示できます。
  • 対話式フローチャートの追加 - 新規対話式フローチャートをセッションに作成できます。
  • 対話式フローチャートの編集 - 対話式フローチャートを変更できます。
  • 対話式フローチャートの削除 - 対話式フローチャートを削除できます。対話式フローチャートが対話式チャネルに割り当てられていて、その対話式チャネルが既に配置されている場合、その対話式フローチャートの削除は制限されます。
  • 対話式フローチャートのコピー - 対話式フローチャートをコピーできます。
  • 対話式フローチャートのテスト実行 - 対話式フローチャートのテスト実行を開始できます。
  • 対話式フローチャートの確認 - 対話式フローチャートを表示したり、設定を表示するためにプロセスを開いたりできます。ただし、変更を加えることはできません。
  • 対話式フローチャートの配置 - 対話式フローチャートに配置または配置解除のマークを付けることができます。