ETL プロセスのインストール

多数のイベント・パターン ETL プロセスを処理するには、最適パフォーマンスが得られるように、ETL プロセスをインストールします。デフォルトでは、InteractRT のインストール時に ETL プロセスがインストールされます。

始める前に

Interact イベント・パターン ETL プロセスをインストールするためには、以下の作業を完了しておく必要があります。
  • IBM® Interact の完全セットアップをインストールする。その中には、IBM Marketing Platform サーバーおよび 1 つ以上の Interact ランタイム・サーバーが含まれます。

    インストール・プロセスについては、「Interact インストール・ガイド」で詳しく説明しています。

  • イベント・パターン ETL プロセスがそのデータを保管するデータ・ソースをインストールして構成する。このデータ・ソースは、Interact ランタイム・テーブルが保管されるデータ・ソースと同じであっても、パフォーマンス上の理由で異なるデータ・ソースであってもかまいません。
  • Interact インストール・ガイド」の説明に従って、Marketing Platform サーバーのネットワーキング情報を収集して手元に用意する。この情報は、このインストール・プロセスの中で必要です。
  • ETL プロセスをインストールするサーバーに、サポートされる Java ランタイム環境をインストールしておく。
  • ETL プロセスをインストールするサーバーに、管理者特権または root 特権で接続する。

このタスクについて

この作業を完了すると、ETL プロセスの実行に必要なファイルがサーバー上で使用可能になります。プロセスを実行するためには、さらにプロセスを構成する必要があります。

手順

  1. イベント・パターン ETL プロセスを実行するサーバーで、オペレーティング・システムに対応した IBM Marketing Software マスター・インストール・プログラムを、IBM Marketing Software Interact インストーラーと共にコピーします。 マスター・インストーラーと Interact インストーラーはともに同じディレクトリーになければならないこと、およびサーバーに対して管理者レベルの特権を持つユーザーとしてインストーラーを実行する必要があることに注意してください。
  2. IBM Interact インストール・ガイド」の手順に従って、マスター・インストール・プログラムを起動します。 ランタイム・サーバーおよび設計サーバーが使用する IBM Marketing Platform サーバーの接続情報を入力してください。
  3. IBM Interact インストーラーを起動して「Interact コンポーネント」ページが表示されたら、「Interact ランタイム」コンポーネントを選択し、インストールする Interact ランタイム・コンポーネントの下にある「Interact イベント・パターン ETL」オプションを選択します。
  4. インストールを完了するまでプロンプトに従います。
  5. ETL プロセスをインストールしたサーバーで、<Interact_Home>/PatternStateETL/ddl ディレクトリーを見つけます。
  6. データベース管理ソフトウェアを使用して、DDL ディレクトリー内の適切なスクリプトを、ETL プロセスからの出力のターゲット・データベースとして使用するデータベースに対して実行します。

    このディレクトリー内のスクリプトは、ETL プロセスを使用するために必要な 4 つのテーブルをターゲット・データベースに作成します。使用するターゲット・データベースに応じて、以下のいずれかのスクリプトを実行してください。

    • aci_evpattab_db2.ddl ターゲット・データベースが IBM DB2 の場合。
    • aci_evpattab_ora.ddl ターゲット・データベースが Oracle の場合。
    • aci_evpattab_sqlsvr.ddl ターゲット・データベースが Microsoft SQL Server の場合。

タスクの結果

これで、サーバーにイベント・パターン ETL プロセスがインストールされました。インストール時にデフォルトのインストール・ディレクトリーを受け入れた場合、インストールされたファイルは、サポートされる Microsoft Windows プラットフォーム上の C:\IBM\IMS\Interact、またはサポートされる UNIX 系オペレーティング・システム上の /IBM/IMS/Interact にあります。

次のタスク

イベント・パターン ETL プロセスを続行するには、ETL プロセス・サーバーおよび Marketing Platform 構成ページでファイルを変更してプロセスを構成する必要があります。詳しくは、ETL プロセスの構成を参照してください。