「A を送った場合のみ B を送る」ルール

「A を送った場合のみ B を送る」ルールを使用して、元のオファーを送らない場合に後続オファーが送られないようにします。

Contact Optimization は、オファー A を送らないと、オファー B を送ることができません。 Contact Optimization がオファー B に対してオファー・セットを使用すると、そのセットと一致するオファーがあった場合に、そのオファーにルールが適用されます。オファー A に対してオファー・セットを使用する場合、そのセット内のどのオファーも、すべての推奨オファー B の要件を満たします。言い換えると、単一の元のオファーは、後続オファーをいくつでも許可します。このルールにより、関連オファーの順序付けを制御することができます。例えば、オファー A が受信者に送られる場合にのみオファー B を受信者に送ることを指定することができます。このルールにより、最適化戦略内のコミュニケーションの後続ウェーブを管理することができます。

マーケティング調査では、リンクされた 2 つのコミュニケーションで達成可能なリフトは、個別のコミュニケーションより成功の確率が高いことを示しています。例えば、サービス担当員からの勧誘電話とその後のダイレクト・メールなどです。「A を送った場合のみ B を送る」ルールにより、リンクされたオファーを推奨することが可能になり、受信者がオファー A を受け取った場合にのみ、オファー B が送られるようにすることができます。したがって、オファー A だけを送るか、オファー A と B を一緒に送ることはできますが、オファー B だけを送ることはできません。例えば、ダイレクト・メールを使ってまずオファーを送り、その後にテレマーケティング・コールを行う場合は、テレマーケティング・コールをオファー B として作成し、ダイレクト・メールをオファー A として作成します。顧客がダイレクト・メールを受け取ることができないと Contact Optimization が判断した場合、そのペアとなっていたテレマーケティング・コールはこのルールによって自動的に消去されます。

オファー 1、オファー 2 という 2 つのオファーがあり、それらを一緒に送るか、またはどちらも送らない場合、「A を送った場合のみ B を送る」ルールを 2 つ作成することができます。「オファー 2 を送った場合のみオファー 1 を送る」というルールを 1 つ作成し、「オファー 1 を送った場合のみオファー 2 を送る」というルールをもう 1 つ作成します。オファーは Contact Optimization によって両方送られるか、あるいはどちらも送られません。このシナリオでは、Contact Optimization によって、十分なコンタクト機会が必要なチャネルに存在し、オファー 1 とオファー 2 の両方が送られるようにします。また、Contact Optimization は、オファーの組み合わせ (代わりにそれらのチャネルで送ることができる他の代替オファーではない) が最適なものとなるようにします。

このルールは、ある 1 つのオファーが別のもう 1 つのオファーに常に先行しなければならないときに使用します。

「A を送った場合のみ B を送る」ルールの有効範囲は常に、現行の最適化期間です。つまり、Contact Optimization は、Contact Optimization セッション内の推奨コンタクトだけを検討します。過去にオファー A が送られている場合、オファー B は Contact Optimization によって送られません。このルールにより、現行の Contact Optimization セッション中に検討される推奨トランザクション内でオファー A が選択される場合にのみオファー B が選択されるようになります。このルールでは、オファー A が既に受け取られたかどうかを確認するためのコンタクト履歴の参照は行われません。