Contact Optimization の使用の概要
以下の手順に、Contact Optimization を使用して複数のキャンペーンにまたがる全体的で最適なコミュニケーション戦略を決定する方法を概説します。
(オプション) 定義するカテゴリーの複数の値にわたって最適化を行う場合は、Campaign システム・テーブル・データベースに Contact Optimization テンプレート・テーブルを作成します。
例えば、顧客にロイヤリティー・ポイント与えている場合、Contact Optimization テンプレート・テーブルにロイヤリティー・ポイントの列を含めることができます。
適用するルールと制約を含む Contact Optimization セッションを作成します。
単一の Contact Optimization セッションを作成して、最適化しようとするすべてのキャンペーンを処理することができます。あるいは、複数の別個の Contact Optimization セッションを作成して、異なるタイプのキャンペーン (異なるコミュニケーション・チャネルを使用するキャンペーンや、異なる業種用のキャンペーンなど) を別々に処理することもできます。単一の Contact Optimization セッションの範囲が広いほど、ビジネス全体にわたって正確に最適化できる可能性が高まります。ビジネス・ルールと制約を指定し、レスポンスが得られる可能性などのスコアを使用して、それぞれの顧客コンタクトの価値を最大にするために最適なコミュニケーション戦略を決定できます。
1 つ以上の最適化プロセスを持つフローチャートのあるキャンペーンを、少なくとも 1 つセットアップします。
最適化プロセスを構成するときに、このプロセスに関連付ける Contact Optimization セッションを選択します。これに適合するコンタクトは、関連付けられたオファーとともに、選択された Contact Optimization セッションの PCT に書き込まれます。
前のステップで説明したキャンペーンに、もう 1 つのフローチャートをセットアップします。
このフローチャートは Contact Optimization セッションから最適化済みコンタクトを取得して、マーケティング・コミュニケーションをコンタクトのリストに送信することができます。このフローチャートは、最適化後フローチャートと呼ばれます。
最適化プロセスを含むフローチャートを実行します。
このフローチャートを実行すると、Campaign は PCT に書き込みます。Contact Optimization はこの推奨コンタクトとオファーのリストにアクセスします。複数のキャンペーンがある場合、それぞれのキャンペーン管理者が Campaign セッションを実行して、最適化するための完全な推奨コンタクト・リストを作成する必要があります。
Contact Optimization セッションをテスト実行または実稼働実行して、最適化済みコンタクト・リストを生成します。
ルールと最適化結果のレビューは、特に初めのうちは、反復プロセスになります。レビュー・プロセス中に、ルールや初期選択基準を変更して、それぞれのキャンペーン管理者の目標に対応することができます。調整が必要な場合は定義、ルール、およびセッションのスコア設定 (Contact Optimization の中で内部スコア設定テーブルを使用している場合) を編集することができます。Campaign 管理者は、コンタクトまたはスコアを Contact Optimization に送信するフローチャートを変更してから、このフローチャートをもう一度実行することもできます。
- 最適化後フローチャートを起動するか手動で実行して、Contact Optimization セッションから最適化済みコンタクト・リストを取得して、マーケティング・コミュニケーションを送信します。