acUpgradeTool の実行

Campaign をアップグレードするには、アップグレード・モードでインストーラーを実行した後、acUpgradeTool を実行します。

始める前に

acUpgradeTool を正常に実行するには、以下の情報を確認してください。
  • アップグレード・ツールが必要とする情報を使用して setenv ファイルがカスタマイズされている。
  • アップグレード・ツールを実行するコンピューターにそのアップグレード・ツールがインストールされている。セットアップが分散されている場合、これらのツールを、Campaign Web アプリケーションがインストールされているコンピューターにインストールする必要があります。Campaign のインストール時にアップグレード・ツールをインストールしなかった場合は、インストーラーを再度実行して、「アップグレード・ツール」オプションのみ選択してください。
  • Campaign システム・テーブルのデータ・ソース用の該当するデータベース・クライアント実行可能ファイル (db2osql、または sqlplus) が、アップグレード・ツールを実行するユーザーの PATH でアクセス可能である。
ツールをアップグレードする前に、以下の手順を実行しておきます。
  1. アップグレード・モードでの Campaign インストーラーの実行。
  2. Campaign の再配置。
  3. RCT の再始動 (eMessage を使用している場合)。
  4. SQL スクリプトの変更 (必要な場合) およびツールの実行時に入力する情報の収集。

このタスクについて

注: 複数のパーティションがある場合は、それぞれのパーティションに合わせてアップグレード・ツールを構成し、各パーティションに対して 1 回実行する必要があります。

手順

以下のアクションを実行して acUpgradeTool を実行し、アップグレード・プロセスを完了します。

  1. ターゲット・システムの Web アプリケーション・サーバーおよび IBM® Marketing Software Web アプリケーションを始動します。
  2. Campaign リスナーが停止されていることを確認します。

    実行されている可能性のある Campaign ユーティリティー (unica_*) をすべて停止します。詳しくは、「IBM Campaign 管理者ガイド」を参照してください。

  3. Campaign インストール済み環境のパスでアップグレード・ツール Campaign_Home/tools/upgrade/11.0.1+To11.1/acUpgradeTool を実行します
  4. 要求される情報をプロンプトで入力し、新規バージョンの Campaign 用にシステム・テーブルをアップグレードします。
  5. 以下のいずれかの手順を実行して、Campaign リスナーを再始動します。
    • Windows の場合は、Campaign インストール済み環境のbin ディレクトリーにある cmpServer.bat ファイルを実行します。
    • UNIX の場合は、次のコマンドを root として実行します。

      ./rc.unica_ac start

次のタスク

acUpgradeTool を実行した後、以下の手順に従います。
  1. Campaign リスナー (サーバーとも呼ばれる) を再始動します。
  2. eMessage を使用している場合、RCT を再始動します。

    RCT を手動で再始動するには、rct start コマンドを使用します。eMessage インストール済み環境の bin ディレクトリーにある RCT スクリプトを実行します。

    RCT がインストールされているマシンのオペレーティング・システムを再始動するたびに RCT を再始動するには、RCT をサービスとして追加します。手順については、MKService_rct スクリプトを参照してください。

    注: RCT をサービスとして再始動する場合、1 回目は手動で RCT を再始動する必要があります。