WSAttribute
属性は、キャンペーンの名前などの標準データ、gender などのフローチャート実行の入力パラメーター、 または別の IBM® アプリケーションや IBM の顧客によって指定される任意のカスタム・データの、 いずれかの任意のデータを API によってアクセス可能なコンポーネント・インスタンスに添付するための、単純で拡張可能なメカニズムを提供します。
注: この API で、属性は Campaign カスタム属性だけではなく、 ほとんどのコンポーネント・データをモデル化するために使用されます。
コンポーネントには、AttributeMap と呼ばれる特別な型付きマップとして CampaignServices API により公開されている、多くの属性が通常は関連付けられます。10 進 (倍精度数値) データを含む属性では、属性データが WSDecimalAttribute などの型指定された具象クラスとして API 全体で表されます。
各属性には、以下が含まれます。
- 名前: 属性の一意の名前。この名前は、属性およびそのメタデータに、それが出現するコンポーネント・インスタンス内でアクセスするためのキーとなります。名前のフォーマットは定義されていません。 場合によっては、サービス、クライアント、または IBM Campaign ユーザーによって、 フォーマットが割り当てられることもあります。
通常この名前は、Campaign やクライアント・ユーザーに表示される表示名ではありません。それは uacDescription などのように API によって標準化されることもあり、 フローチャートを公開するときに IBM Campaign によって割り当てられることもあり、 カスタム属性を定義するときに IBM アプリケーションまたは顧客によって割り当てられることもあります。ただし、すべてのケースで、名前は一意であることが保証されます。
- Metadata: (オプション) 属性のデータに関する情報。例えば、値のデータ型、表示名、説明、プロンプト、 デフォルト値、選択タイプ、長さ (テキスト)、精度 (小数)、オプション (単一または複数選択の場合) があります。WSAttributeMetadataを参照してください。
- Values: 型指定されたゼロ以上の値オブジェクトの配列。値フィールドは具象属性クラスによって指定されます。 各値の型は等しく、属性のメタデータ・フィールドの型定義に適合していなければなりません。ただし、すべての属性が複数値をサポートするわけではありません。以下の具象属性タイプがサポートされます。
- WSBooleanAttribute: 値がブール、つまり true または false の属性。
- WSIntegerAttribute: 整数値 (java.lang.Long)。
- WSDecimalAttribute: 倍精度 10 進数値 (java.lang.Double)。
- WSCurrencyAttribute: オプションの通貨値の ISO 4217 通貨コード (US ドルを表す「USD」など) と、 Double として取得される通貨値とを含む、複合の通貨値。通貨コードが指定されない場合、IBM Campaign で使用されるデフォルトが想定されます。
国、通貨記号、およびコードのリストは、http://www.xe.com/symbols.php を参照してください。通貨値に使用されるロケールが、ユーザーの優先ロケールとは異なる可能性があります。
- WSCalendarAttribute: いくつかのタイム・ゾーンおよびロケールで、値がカレンダー日付つまり datetimes となる。
- WSTextAttribute: Unicode テキストの文字列 (おそらく NULL または空)。
注: 可能な属性のリストは、通常はコンポーネントのタイプごとに異なりますが、リストがオーバーラップすることもあります。