未加工 SQL 照会の使用に関するガイドライン
未加工 SQL を記述することは、高度な操作です。正しい構文と照会結果に対して責任はユーザーにあります。
注: IBM® Campaign 内のユーザー・テーブルに関する「未加工 SQL の使用」権限は、誰が未加工 SQL を使用できるかを決定します。管理者が、組織内の正しい ACL 特権を持つユーザーだけに未加工 SQL の使用権限を限定的に与えるよう強くお勧めします。「IBM Campaign 管理者ガイド」の中の管理権限に関する重要な情報を参照してください。
プロセス構成で未加工 SQL を使用して照会を作成する際には、以下のガイドラインに従ってください。
- SQL 照会は、基本表のキーとして定義されている固有の ID のみのリストを戻す必要があります。
- SQL 照会では、次の構文を使用する必要があります。
.SELECT DISTINCT(<key1> [<key2>,...]) FROM <table> WHERE <condition> ORDERBY <unique_id>
この照会は、ソートおよびデータの重複排除の実行をデータベースに指示しています。DISTINCT 節または ORDERBY 節を省略すると、Campaign は、アプリケーション・サーバー上のデータをソートおよび重複排除します。それで、引き続き正しい結果を受け取りますが、パフォーマンスは低下します。
- データベース内最適化が有効になっており、選択プロセスへの入力セルが存在する場合、<TempTable> トークンを使用して、オーディエンス ID の正しいリストを取得する必要があります。
- 大きなテーブルでパフォーマンスを大幅に向上させるには、データベース内最適化を使用しない場合でも <TempTable> トークンを使用します。
- データベースで複数のコマンドを渡すことができる場合、有効な SQL コマンドを必要なだけ入力します。その際、次の規則があります。
- 適切な区切り文字でコマンドを区切る。
- 最後のコマンドが select コマンドである必要がある。
- この select コマンドでは、オーディエンス・レベルを定義する際に必要なすべての関連フィールドを、そのオーディエンス・レベルが定義されるときと同じ順序で選択する必要があります。
- その他に select ステートメントが使用されていない。
- データ・フィルターは、未加工の SQL 照会、または未加工の SQL を使用するカスタム・マクロには適用されません。データ・フィルターについては、「IBM Marketing Platform 管理者ガイド」を参照してください。