サーバー間のオブジェクトのエクスポートおよびインポート

unica_acsesutil を使用して、1 つのサーバーから別のサーバーにキャンペーン、セッション、およびフローチャートをエクスポートおよびインポートします。

始める前に

すべてのオペレーティング・システムで、次の環境変数を設定します:

  • UNICA_PLATFORM_HOME
  • CAMPAIGN_HOME

UNIX の場合のみ、UNIX プラットフォームに応じて次のデータベース固有のライブラリー・パスを設定します。

  • LIBPATH (AIX® の場合)
  • SHLIB_PATH (HP-UX の場合)
  • LD_LIBRARY_PATH (Linux または Sun Solaris の場合)

このタスクについて

次の情報は、インポートおよびエクスポートに関連するものです:

  • ソース・サーバーおよびターゲット・サーバーには、同じバージョンの Campaign がインストールされている必要があります。
  • キャンペーン、セッション、フローチャートのエクスポートまたはインポートにかかわらず、-s を使用して .ses ファイルを指定する必要があります。キャンペーンまたはセッションに複数のフローチャートが含まれている場合、関連付けられた .ses ファイルのいずれかを指定できます。
  • フローチャートをターゲット・システムにインポートするには、そのフローチャート .ses ファイルと、それに関連付けられているキャンペーンまたはセッションがすでにターゲット・システムに存在している必要があります。このため、1) Campaign|partitions|partition[n] フォルダー構造全体をターゲット・システムに手動でコピーする必要があります。tmp フォルダーはコピーする必要はありません。また、logs フォルダーはコピーしてもしなくても構いません。ソース・システムからファイルを削除するには、フォルダー構造全体を完全にバックアップする必要があります (tmp フォルダーは省略できます)。2) フローチャートの .ses ファイルがターゲット・システムに存在することを確認してください (フォルダー構造をコピーした場合は存在するはずです)。3) unica_acsesutil を使用して、関連付けられているキャンペーンまたはセッションをターゲット・システムにインポートします。これらのステップが完了したら、unica_acsesutil を使用して各フローチャートをインポートできます。
  • インポートを行う場合、unica_acsesutil によってデータ (セッション情報、トリガー、またはカスタム・マクロなど) がシステム・テーブルにインポートされます。また、インポート中は、各オブジェクトがすでにターゲット・システムに存在するかどうか検査されます。検査は内部オブジェクト ID に基づいて行われます。内部キャンペーン ID が固有でない場合、unica_acsesutil はキャンペーンを上書きするかどうか尋ねます。キャンペーンの上書きを選択する場合、unica_acsesutil はターゲット・サーバー上の既存のキャンペーンに関連付けられているすべてのデータを削除してから、新規キャンペーンをインポートします。同様に、オファーをインポートする際、unica_acsesutil は内部オファー ID が固有かどうかを検査します。同じ ID のオブジェクトが既に存在する場合には、インポート・プロセスでそのオブジェクトをスキップするか、既存のオブジェクトを置換するかを選択できます。
    注: オブジェクト (キャンペーン、セッション、またはオファーなど) が既にターゲット・システムに存在することがインポートを行う前に分かっている場合には、競合解決の要求が出されないようにするために、インポートを実行する前にオブジェクトを削除することを検討してください。
  • eMessage または Distributed Marketing フローチャートをインポートする場合、アプリケーションがターゲット・システムにインストール済みである必要があります。アプリケーションがインストールされていない場合、unica_acsesutil はエラーを生成し、オブジェクトをインポートしません。

サーバー間でのオブジェクトの移動は、さまざまな段階で行われます。一部の手順は手動で行う必要があります。完全なエクスポートおよびインポートについて、以下で説明します。これらのステップのいくつかのサブセットを実行することができます。

手順

  1. キャンペーンまたはセッションをエクスポートするには、-s を使用してキャンペーンまたはセッションに関連付けられている .ses ファイルを指定し、-e を使用して出力ファイル (.exp) を指定し、-f を使用してキャンペーンまたはセッションをエクスポートするかどうかを指定します。

    -s オプションで指定したフローチャートの .ses ファイルの情報を使用して、unica_acsesutil ユーティリティーは、エクスポートしたオブジェクトおよび情報を、-e オプションで指定した中間出力ファイルに書き込みます。システム・テーブルとメタデータのみエクスポートされます。フローチャートをエクスポートする場合は、以下の説明のように、フローチャートを 1 度に 1 つずつ別々にエクスポートする必要があります。

    コマンド構文についての詳細は、示された例を参照してください。

  2. フローチャートをエクスポートするには、-s を使用して .ses ファイルを指定し、-e を使用して出力ファイル (.exp) を指定し、-fを使用してフローチャートをエクスポートすることを指定します。 毎回別々の出力ファイルを使用して、エクスポートするフローチャートごとに繰り返します。以下に例を示します。Camp008_FC1.exp, Camp008_FC2.exp, Camp008_FC3.exp。

    コマンド構文についての詳細は、示された例を参照してください。

  3. Campaign|partitions|partition[n] フォルダー構造がターゲット・システム上に存在するか判別します。 存在しない場合、フォルダー構造全体をソース・システムからターゲット・システムに手動でコピーする必要があります。tmp フォルダーはコピーする必要はありません。また、logs フォルダーはコピーしてもしなくても構いません。
    注: ソース・システムからファイルを削除するには、フォルダー構造全体を完全にバックアップする必要があります (tmp フォルダーは省略できます)。
  4. 出力ファイルをターゲット・サーバーに手動でコピーします。 出力ファイルは、エクスポートを行ったときに -e を使用して指定した .exp ファイルです。複数のキャンペーン、セッション、フローチャートをエクスポートした場合は、複数のエクスポート・ファイルがある可能性があります。
  5. オブジェクトをインポートするには、ターゲット・サーバー上で、-i オプション付きで unica_acsesutil を使用して出力ファイルをインポートします。
    重要: フローチャートをインポートする前に、キャンペーンまたはセッションをインポートする必要があります。

    コマンド構文についての詳細は、示された例を参照してください。

タスクの結果

操作が正常に完了した場合、ユーティリティーから値 0 が返されます。指定したフローチャート・ファイル名またはカタログ・ファイル名を持つファイルが見つからない場合、戻り値は 1 です。

エラーが発生すると、ユーティリティーは実行されているリスナー・サーバーの <Campaign_home>/partitions/partition [n]/logs/unica_acsesutil.log にログ・ファイルを生成します。