キャンペーン・クリーンアップ・ユーティリティーの構文およびオプション

unica_acclean ユーティリティーは、以下の構文およびオプションをサポートしています。

unica_acclean {-d|-o <list file name>}
-w {flowchart | campaign | session | sessionfolder | campaignfolder | other}
-s <criteria>
[-u <user name>] [-p <password>] [-n <partition name>]
[-l {low|medium|high|all}]
[-f <log file name>][-D <datasource list>]
[-S <dataSource> -U <DB-user> -P <DB-password>]*

必要に応じて、各リスナー・ノードで unica_acclean を実行します。

クリーンアップ・ユーティリティーは、ユーザー名またはパスワードが指定される場合には、非対話式となります。ユーザー名が指定されない場合、ユーザー名とパスワードを求めるプロンプトがユーティリティーによって出されます。パスワードが指定されない場合、パスワードを求めるプロンプトがユーティリティーによって出されます。

表 1. Campaign クリーンアップ・ユーティリティー (unica_acclean) オプション
オプション 構文 説明
-d -d 一時テーブルおよび一時ファイルを削除します。すべてのフローチャート・ファイルがスキャンされます。その結果に基づいて一時ファイルおよび一時テーブルが判別されます。
-f -f <log file name> エラーが記録されるファイルの名前を指定します。 このファイルは、<PARTITION_HOME>/logs ディレクトリーにあります。デフォルトでは、このファイルの名前は unica_acclean.log です。ログ・ファイルの名前を変更することは可能ですが、場所を変更することはできません。
-h -h 使用方法のヘルプを表示します。無効なコマンド・ラインの呼び出しでもヘルプは表示されます。
-i -i <clean file name> 削除される項目をリストしているファイルを指定します。ベスト・プラクティスは、-o オプションを使用してクリーンアップ・ツールによって生成されたファイルと同じファイルを使用することです。
-l -l {low|medium|high|all} [-f <logFileName>] ロギング・レベルおよびログ・ファイルの名前を指定します。レベルを指定しないと、デフォルトでは medium が使用されます。
-n -n <partition name> このオプションは、パーティションの名前を指定するために使用します。パーティション名が指定されていない場合は、デフォルトの「パーティション 1」が使用されます。
-o -o <listfilename> 指定されたファイルにテーブルおよびファイルのリストを出力します。ただし、削除は行いません。
-p -p <password> -u オプションが使用される場合には、このオプションも使用する必要があります。このオプションは、-u オプションを使って指定したユーザーのパスワードを指定するために使用します。
-r -r このオプションは、campaignfolder オブジェクトまたは sessionfolder オブジェクトのいずれかで、-w オプションとの併用のみ可能です。

フォルダーがクリーンアップ対象として指定され、-r オプションが追加されると、unica_acclean は指定されたフォルダーのすべてのサブディレクトリーに対して操作を実行します。フォルダーで -w オプションだけが使用される場合、unica_acclean は最上位フォルダーに対してのみ操作を実行します。

-S -S <dataSource> このオプションを使用して、Marketing Platform に保存されている資格情報をオーバーライドしたり、 ASMSaveDBAuthentication が FALSE に設定されているデータ・ソースの認証情報を指定したりできます。

-U <database_user> および -P<database_password> オプションと一緒に、データ・ソースの名前を指定します。

注: unica_acclean は、-S オプションに指定したデータ・ソースとは関係なく、すべてのデータ・ソースに作用します。
-s -s <criteria> -w オプションとともに使用して、クリーンアップの基準を定義します。 これは SQL 照会として指定されます。SQL の LIKE 演算子を使用して、ワイルドカードに基づいて検索を行うことができます。

指定されたオブジェクトのデータ・テーブル列はすべて基準として使用できます。

  • キャンペーン・フォルダーまたはセッション・フォルダーがオブジェクトである場合、基準は UA_Folder テーブルの列に基づきます。
  • キャンペーンがオブジェクトである場合、基準は UA_Campaign テーブルの列に基づきます。
  • フローチャートがオブジェクトである場合、基準は UA_Flowchart テーブルの列に基づきます。
  • セッションがオブジェクトである場合、基準は UA_Session テーブルの列に基づきます。
-U -U <DBUserName> -S オプションによって指定されたデータ・ソースのユーザー・ログインを指定します。-P オプション (このデータベース・ユーザーのデータベース・パスワードを指定する) と一緒に使用します。
-u -u <user name> -p オプションが使用される場合には、このオプションも使用する必要があります。このオプションは、ユーティリティーを実行しているユーザーの IBM® Marketing Software ユーザー名を指定するために使用します。
-v -v クリーンアップ・ユーティリティーに関するバージョン情報と著作権情報を表示します。
-w -w {flowchart | campaign | session | sessionfolder | campaignfolder | orphan} -s <criteria> [-r] orphan オプションとともに使用される場合を除き、指定された条件に基づいて、指定されたオブジェクト・タイプに関連付けられている一時ファイルおよび一時テーブルを検索します。

orphan とともに使用される場合のみ、孤立した一時ファイルおよび一時テーブルを求めてシステム全体を検索します。

「orphan」を除くすべてのオプションで  -s <criteria> が必須です。

オプションで、サブフォルダーを再帰的に検索する場合は、-r を使用します。

-D [-D <datasource list>]

カンマで区切られ、二重引用符で囲まれた 1 つまたは複数のデータ・ソースを受け入れて、指定されたデータ・ソースまたはデータ・ソースのリストからのみ孤立一時テーブル、孤立一時ファイル、一時テーブルおよび一時ファイルを検索して削除します。

以下に例を示します。 unica_acclean -o "log.txt" -w orphan -D "Test, UA_SYSTEM_TABLES"

上述のコマンドは、テスト・データ・ソースおよび UA_SYSTEM_TABLES データ・ソースのみをスキャンして、すべての孤立一時テーブルおよび孤立一時ファイルをリストします。

./unica_acclean -d -w Campaign -s "Name like '%Camp%'" -D Baseinfo

上述のコマンドは、Baseinfo データ・ソースからのみ一時ファイルおよび一時テーブルをスキャンして削除します。