クラスター化リスナーのユーティリティー

一般に、クラスター化リスナー環境では、単一ノード環境と同様の方法で IBM® Campaign ユーティリティーを使用します。ただし、注意すべきいくつかの相違点があります。

以下の表は、クラスター化リスナー環境でユーティリティーを使用する際の相違点について要約しています。
注: この表は単なる要約です。詳細については、ユーティリティーの使用に関する該当するトピックを参照してください。
表 1. クラスター化リスナーでの IBM Campaign ユーティリティーの使用
ユーティリティー Notes® クラスター化リスナー構成の場合
Campaign リスナー・シャットダウン・ユーティリティー (svrstop) svrstop ユーティリティーを使用してリスナー・ノードを適切にシャットダウンします。例えば、サーバーで保守を実行する前に、このコマンドを実行します。

クラスター化環境で、停止するノードを示す -s (サーバー・ホスト名) オプションを指定して svrstop コマンドを実行します。ポートを指定する必要はありません。ホスト名を指定しないと、ユーティリティーは現行ホストのリスナーを停止します。

注: svrstop コマンドで、クラスター全体が停止するわけではありません。クラスターをシャットダウンするには、Campaign Server Manager (Shutdown) を使用します。
Campaign Server Manager (unica_svradm) クラスター化リスナー環境では、unica_svradm 実行時にはデフォルトでマスター・リスナーに接続します。マスター・リスナーに接続している場合、次のコマンドをマスター・リスナーに発行して、これらのコマンドをクラスター全体に対するコマンドとして処理することができます:LoglevelRefreshShutdownStatusVersion

単一リスナーにのみ影響を与えるには、Connect -s を使用してノードを指定してから、コマンドを実行してください。

unica_svradm コマンド・ライン・プロンプトは、接続しているリスナー・マシンのサーバーおよびポートを示します。

各コマンドの詳細については、Campaign Server Manager の使用に関する該当するトピックを参照してください。

Campaign セッション・ユーティリティー (unica_acsesutil) 必要に応じて、各リスナー・ノードで unica_acsesutil を実行します。このユーティリティーは、.ses ファイルに対して動作します。
Campaign クリーンアップ・ユーティリティー (unica_acclean) 必要に応じて、各リスナー・ノードで unica_acclean を実行します。
Campaign レポート生成ユーティリティー (unica_acgenrpt) 必要に応じて、各リスナー・ノードで unica_acgenrpt を実行します。このユーティリティーは、.ses ファイルに対して動作します。
Campaign トリガー・ユーティリティー (unica_actrg)

クラスター化リスナー環境では、すべての要求が自動的にマスター・リスナーに送信され、マスター・リスナーがすべてのクラスター化リスナー・ノードにトリガー・メッセージをブロードキャストします。例:unica_actrg C003 web_hit

リモート・マシンまたはスクリプトからコマンドを実行する場合を除いて、ポートやサーバー名を指定する必要はありません。