リスナーのフェイルオーバー・シナリオ 2: マスター・リスナー・ノードの障害

このトピックは、クラスター化リスナー構成に関するものです。このシナリオでは、マスター・リスナー・ノードが応答不能です。ノードがダウンしているか、ネットワークの問題が原因で到達不能になっています。

ノードは、特定の期間中の限定された再試行回数に基づいて、応答不能と判別されます。

この場合、IBM® Campaign Web アプリケーションが、masterListenerPriority に基づき、クラスター内の次のノードにマスター・リスナーになることを依頼します。そのノードが、マスター・リスナーの選択に基づいてマスター・リスナーになり、ロード・バランシングの責務を引き継ぎます。マスター・リスナーは、複数リスナー間のセッションの同期も実行します。

応答不能のノードが回復した場合、そのノードは非マスター・リスナーとして実行されます。自動的にマスター・リスナーに戻ることはありません。別のリスナーをマスター・リスナーにするには、まず現在サービスを提供しているマスター・リスナーを停止する必要があります。

クラスターの構成変更は masterlistener.log に記録されます。

注: ユーザーがフローチャートやその他のオブジェクトに編集を加えていた場合、保存されていないデータは失われます。クラスターは「編集」モードのフローチャートに対して、同じセッション・ファイル (.ses) への接続を自動的に再確立します。ただし、(手動で、または checkpointFrequency および autosaveFrequency を構成することによって) 保存されていないデータはすべて失われます。