リスナーのフェイルオーバー・シナリオ 1: 非マスター・リスナー・ノードの障害

このトピックは、クラスター化リスナー構成に関するものです。このシナリオでは、非マスター・リスナー・ノードが応答不能です。ノードがダウンしているか、ネットワークの問題が原因で到達不能になっています。

ノードは、特定の期間中の限定された再試行回数に基づいて、応答不能と判別されます。

その場合、マスター・リスナーが、そのノードがダウンしているという結論を下します。ノードのダウン時間中、マスター・リスナーはそのノードへの要求のルーティングを停止します。代わりに、割り当てられた masterListenerPriority および loadBalanceWeight に基づいて、クラスター内の残りのいずれかのリスナーに要求がルーティングされます。実行可能なリスナーが他にない場合、単一の残りのリスナーが、すべての要求を処理します。

応答不能のノードが回復した場合、要求は再びそのノードにルーティングされます。このシナリオでは、中断およびリカバリーは masterlistener.log に記録されます。ユーザーが処置を取る前にリスナー・ノードが回復した場合、接続が復元されているため、ユーザーは中断に気付きません。リスナー・ノードがダウンしている間にユーザーが処置を実行すると、フェイルオーバーが行われ、フローチャートは別のリスナーに移動されます。この場合、ユーザーにメッセージでアラートが出されます。